調布・恒例の「ホタル観賞会」中止へ-幼虫の成長不良で

過去の開催時に撮影されたゲンジホタル。(写真提供:調布市)

過去の開催時に撮影されたゲンジホタル。(写真提供:調布市)

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 調布市「緑と公園課」は5月27日、「ホタル観賞会」の中止を決定した。

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 同鑑賞会は「野草園」(深大寺南町1)で毎年6月に開催している事業で、卵から羽化させた「ゲンジホタル」を300匹ほど鑑賞できる。都内では珍しいホタルのため例年約5,000人が来場する人気のイベントとなっている。

 中止の理由は、放流できる状態まで成長した幼虫が著しく少なかったため。同園では、ホタルの半分は完全に自然に任せ、半分は卵から飼育し十分に成長したところで幼虫を放流しているが、例年1000匹程度放流できるところ、今年は80匹程度しか育たなかった。成長不良の原因は気象条件や餌となるカワニナの不足などが考えられるが、はっきりした原因は不明。

 同市では1983(昭和58)年の1回目の観賞会実施後、毎年ホタルの飼育に力を注いできたが、同様の原因で3回ほど中止した経緯がある。

 同課担当職員は「たくさんの市民にホタルを見てもらいたかったが残念。今年は幼虫の生育が悪かったためと思われる。ホタルの数を増やすためには環境を保持することが必要なので、マナーとルールを守って園内を利用していただき、環境を荒らさないことにも協力してほしい」と話す。

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