調布で「セプテンバーコンサート」 世界平和への思いを音楽に託して

昨年、調布で行われた「セプテンバーコンサート」エンディングの様子

昨年、調布で行われた「セプテンバーコンサート」エンディングの様子

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 調布駅南口広場(調布市布田4)で9月17日、世界の平和を祈る「セプテンバーコンサート JP 2016 in 調布」が開催される。

ステージに立つ同NPO調布支部代表の「Handbell Duo♪Belly Love」

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 同コンサートは、米同時多発テロの翌年2002年9月11日にニューヨークから始まったイベントで、現在では世界17カ国で9月に同時開催されている。日本では2005年から、歌手の庄野真代さんが代表理事を務めるNPO法人「国境なき楽団」が主催。「自由」「平等」「無料」を基本理念にプロ、アマチュアを問わず参加でき、「平和への思いを音楽に託し、街中を音楽で満たす参加型市民コンサート」として開催している。調布での開催は、今年で8回目。

 今年は、「調布市青少年吹奏楽団」「昭和食堂」「アロマティック」、田中拓実さん、「Handbell Duo♪Belly Love」、持田博嗣さん(愛の伝道師 魂の弾き語り)、「poco a poco」「小島町JAZZ倶楽部」「小川銀士&NORIKO with 愛のうた」「9コンバンド」の総勢10組のアーティストが、さまざまなジャンルの音楽やパフォーマンスで集う。昨年に引き続き、エンディングには自由参加による全員合唱「翼をください」を今年も実施。コンサートの出演者やスタッフは、全てボランティアとして参加し、平和への思いを音に託す。

 会場では、「調布さくらプロジェクト」が福島の復興支援物品、通所作業所「はあと・ふる・えりあ」が妖怪焼きやラスク、工芸品、「調布から!復興支援プロジェクト」が石巻や東松島の物産などを販売するほか、「TP’S CAFE」(小島町1)がカレーやカフェメニューを用意する。「うつわ和希」(布田1)の和雑貨や移動販売車によるアイスクリームの販売も行われる。

 同NPO調布支部代表で自らも「Handbell Duo♪Belly Love」で出演する藤江愛子さんは「8回目の開催となり毎年恒例と言ってもらえることをうれしく思うと同時に、コンサートの趣旨を忘れることなく毎回丁寧に取り組まなくてはと気づかされることも多くなった。今年もたくさんの演者が平和への思いを込めて音楽をリレーし、同じ思いでコンサートを盛り上げてくれる地元の方の出店も多種そろっている。駅前の青い空の下、穏やかなひとときを過ごしに、ぜひ出掛けてほしい」と話す。

 開催時間は11時~16時30分。入場無料。

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