調布で「働く」軸にまちの未来考えるイベント 「調布系ワークスタイル」確立目指し

今年6月、主に子育て中の女性を対象に行われたポラリスイベント「調布はたらき方マルシェ」の様子。母親だけでなく、市内事業者など男性の参加者の姿も見られた

今年6月、主に子育て中の女性を対象に行われたポラリスイベント「調布はたらき方マルシェ」の様子。母親だけでなく、市内事業者など男性の参加者の姿も見られた

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 調布のネクストバトンビル1階と3階(調布市調布ヶ丘1)で11月10日、市内外の人々や企業が集まり調布の未来について考える「調布系ワークスタイルをまちのみんなとつくろう」が開催される。

11月10日に開催する「調布系ワークスタイルをまちのみんなとつくろう」

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 主催は、地元企業とともにコワーキングスペースの運営やワークシェアを実践している非営利型株式会社「ポラリス」(仙川町1)。「誰もがここちよく暮らし、ここちよくはたらく社会の実現」を目指し2012年に設立。身近な地域の中で多様な働き方を実現するための事業に取り組んでいる。

 同イベントは、トークセッション、専門家公開相談会、女性起業家による出展、ステージで構成。午前中に開催される「まちみらいをもう一度~2030に向けて」と題したトークセッションでは、同市生活文化スポーツ部の副参事・大島振一郎さん、NPO法人調布市地域情報化コンソーシアムの副代表理事・大前勝巳さん、ツクルバの山本倫広さん、ポラリス・大槻昌美さんが登壇する。

 午後は、起業した人やこれから起業したい人の不安や問題点を、中小企業診断士、社労士、経理や広報の専門家とのワークショップ形式で相談できる会を実施。すでに起業した女性の実例紹介として、発展途上国の母親を就労支援のためフェアトレードアクセサリーを製造販売する「Feliz(フェリーズ)」、美大卒ならではのアートデザインが特徴の「たまりばネイル」、辰巳渚さん主催の「家事塾」卒業生のブース、つつじが丘でコミュニティースペースを運営する「もえぎ家」などが出展を予定するほか、同市内で育児中女性を対象としたインターンシップ事業「ママインターン」を実施したNPO法人ArrowArrowによる成果発表会がステージで行われる。

 ポラリスの野澤恵美さんは「3年前に地元事業者、住人らが集まり行われたフューチャーセッション『調布まちみらい会議』でポラリスが描いた未来図を検証し、未来に向けて多様な人々と考えたいと企画した。働き方に興味がある人だけでなく、市内の事業者の来場も歓迎。出入り自由なので気軽に立ち寄ってほしい」と話す。

 開催時間は10時~15時30分。トークセッション=10時~12時、専門家相談会=14時~15時30分。参加無料。トークセッションは要事前申し込み。出展ブースは別途参加費や申し込みが必要な場合あり。

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