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狛江で初春まつり どんど焼・マラソン大会・出初め式を一度に楽しめる正月行事

「カヤで作ったどんど(小屋)を燃やし、1年の無病息災を願う火祭り「どんど焼き」。多摩川河川敷は、立ち上る火柱を眺める多くの見物客で、毎年にぎわっている」

「カヤで作ったどんど(小屋)を燃やし、1年の無病息災を願う火祭り「どんど焼き」。多摩川河川敷は、立ち上る火柱を眺める多くの見物客で、毎年にぎわっている」

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 狛江市の多摩川緑地公園グランド周辺(狛江市猪方4)で1月8日、「第3回こまえ初春まつり」が開催される。

「子どもから大人まで、狛江市民約600人が出場する多摩川ロードレース大会」

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 2年前に、狛江市制施行45周年イベントとして「どんど焼き」「市民参加のロードレース大会」「消防団出初式」を初の同日開催。好評だったため、1月の第2日曜に開催する正月の恒例行事として定番化した。3つのイベントはほぼ同時進行で行われるため、昨年の第2回では市内外からやってきた1万人近い人々で河川敷がにぎわった。

 消防団の出初め式は、消防団ポンプ車による市内パレードからスタート。多摩川河川敷を起点に市内を巡った後、会場で消防団の行進やレインボーカラーの一斉放水ショーを行う。限定15組のはしご車やポンプ車の体験乗車は、毎年整理券が配布開始直後になくなるほどの人気。

 今回で47回目を迎える多摩川ロードレース大会は、同市在住・在勤・在学者が参加できる多摩川堤防を主走路とするマラソン大会。小学生女子の部、中学生男子の部、一般男子(40歳以上)など年齢や性別ごとに14部に分かれ、小学校から大人までの591人がそれぞれの指定距離を走る。

 正月の風物詩として定番の「どんど焼き」は、無病息災を願って行われる火祭り。「どんど」とは小屋の意で、事前に河川敷に生えているカヤを刈り取り乾燥後、高さ約8メートルもの円すい形の小屋を作っていく。毎年「ボーイスカウト連絡協議会」が行事を取り仕切り、参加者が持ち寄った正月飾りや書き初めをどんどに積み上げて燃やしていく。点火後は、無料でお汁粉と甘酒を配布予定。

 イベントエリアでは、同市少年野球連盟と中学校給食を受託している東洋食品の協力で、同産野菜を使った豚汁を2000食無料配布。災害用自動販売機による飲料の無料提供、狛江消防署と調布警察署ブース、2020年東京オリンピック・パラリンピックPR特設ブースによる展示のほか、小田急電鉄による「非常ボタンの操作体験」ブースが初出展する。

 サブ会場のむいから民家園(元和泉2)では、羽根付きやコマ回しなど、昔ながらの正月遊び体験のほか、紅白の団子をヤナギの木に飾り付ける伝統的な予祝行事の「まゆ玉飾り」(事前申込み制)が行われる。

 開催時間は、多摩川ロードレース大会=9時15分~、どんど焼き点火=10時、出初め式=10時30分~、とん汁無料配布=11時~(なくなり次第終了)、イベントブース=10時~12時。

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