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調布・神代植物公園で「梅まつり」 江戸時代の文献展示や講演会も

梅園を案内する「ガイドツアー」(昨年の様子)

梅園を案内する「ガイドツアー」(昨年の様子)

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 都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)で2月7日、「うめ園」のガイドや江戸時代のウメにちなんだ展示と講演を行う「梅まつり」が始まった。

神代植物公園所蔵「韻勝園梅譜(いんしょうえんばいふ)」模写帖

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 同園の「うめ園」は古くから伝わる品種を中心に約70種180本を栽培し、毎年2月上旬から3月上旬に花盛りを迎える。品種や特徴などを説明するガイドツアーとして、園芸担当職員が19日に「うめ園」を(11時~、当日先着30人)、ガイドボランティアが24日・25日に「うめ園」と園内の見頃の植物(10時30分~、13時30分~、人数制限なし)をそれぞれ案内する。

 植物会館ロビーでは26日まで、同園所蔵の「韻勝園梅譜(いんしょうえんばいふ)」模写帖の一部を特別公開する(無料)。韻勝園梅譜とは、江戸時代の旗本でウメの育種家・研究家でもあった春田久啓(はるた ひさとお)が屋敷の「韻勝園」のウメ約100品種を精密に写生し解説文を添えたもの。同展では書き下し文や現代語訳にした文章をパネルにして分かりやすく解説する。

 NHK「趣味の園芸」講師の小笠原左衛門尉亮軒(おがさわら さえもんのじょうりょうけん)さんによる講演会「江戸園芸の梅の魅力」を26日、植物会館集会室で開催する。13時30分から約2時間、当日先着50人、無料。「韻勝園梅譜」をはじめ数多くの園芸書や書物に記録が残されている江戸時代のウメの魅力を、園芸植物としてのウメの歴史とともに講師所蔵の貴重な資料も交えて分かりやすく解説する。

 土曜・日曜・祝日は「うめ園」四阿(あずまや)で、温かい飲み物やお土産を販売する「梅見茶屋」を臨時出店する。

 担当者は「園内に訪れた春の足音を聞きながら、ウメの艶やかな風情を味わいに来て」と呼び掛けている。

 開催時間は9時30分~17時(最終入園は16時)。月曜休園。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住在学の中学生は無料)、小学生以下無料。3月5日まで(ガイドツアーと梅見茶屋は荒天中止)。

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