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調布・仙川に手作り靴のワークショップスペース キャリア17年の靴職人が新設

ワークショップのメインプログラム「手縫いの外履きひも靴」

ワークショップのメインプログラム「手縫いの外履きひも靴」

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 調布の仙川駅近くに2月22日、靴の手作りをはじめとするものづくり体験ができる「関口靴工房ワークショップスペース」(調布市仙川町1、TEL 03-6750-5592)がオープンした。

キャリア17年の靴職人でオーナーの関口善大さん

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 2001年創業の関口善大靴工房(若葉町)が運営する同店。靴職人歴17年のオーナー・関口善大さんは同靴工房創業後、2003年に靴作り教室を開始。バンタンキャリアスクールなどで講師も勤め、2013年に調布市仙川に工房を移転オープンした。1年かけて靴作りを学ぶ靴職人コースや数カ月かけて世界で一つの靴を作る靴教室、オーダーメード靴の製作とともに一日体験教室も行っていたが、参加者が増えたため、よりアクセスしやすい仙川駅近くに体験教室を「ワークショップスペース」として独立オープンさせた。

 欲しい靴が見つからないから自分で作ろうと靴作りを始めた関口さん。メジャーの寸法通りに作っても必ずしも履き心地のよい靴にならず、日々足に合った木型作りに試行錯誤しているという。靴に向き合う経験を生かし、ワークショップで扱うものは、短い時間で作ることができ自分の木型がなくても満足してもらえるよう、何度も試作を繰り返し、パターンを作り上げた。

 ワークショップのメインプログラムは「手縫いの外履きひも靴」(受講料・材料費込み=1万4,000円~)。表革には履くほどに足に馴染むという厚さ1.8ミリの本牛革、裏革は通気性・摩擦に強い豚革、軽くて滑りにくいビルケン社製のソール、かかと部分にはアスファルトでも減りにくい特別なゴムを使用し、穴開け、手縫い作業など約3時間で完成させる。そのほか、「手縫いの部屋靴」(8,000円~)や「子ども靴」(6,000円)、木型で作るハット(8,000円)などを用意。今後バッグや革小物なども展開する予定。

 関口さんは「3月15日は靴の日だが、ここでは毎日が靴の日。平面のものが徐々に立体の『靴』になっていく変化にはわくわくする。デジタルに負けないアナログなものづくりの面白さ、自分の手で作り上げ完成させる達成感や喜びをぜひ感じてもらいたい。今後販売も行っていく予定なので気軽に立ち寄ってもらえれば」と話す。

 営業時間は10時~19時。

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