調布経済新聞

調布から「ダイヤモンド富士」を見るチャンス到来-多摩川の土手など

熊澤孝昭さんが一昨年、調布市の多摩川市民公園で撮影した「ダイヤモンド富士」。 富士山の前に見える観覧車は「よみうりランド」。(2006年11月8日16時26分撮影)

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 多摩川の土手など調布市内各地で富士山と夕日が重なる「ダイヤモンド富士」を見ることができる時期が今年も到来した。

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 ダイヤモンド富士とは、富士山頂から朝日が昇る瞬間と山頂に夕日が沈む瞬間に、太陽の光がダイヤモンドのように輝いて見える現象のこと。神奈川県や千葉県、東京都東部などで「日没のダイヤモンド富士」を見ることができる。特定の場所でダイヤモンド富士になるのは冬至の前と後の1年に2回で、調布市では11月と1月末から2月初めに見ることができる。

 多摩川の土手では11月5日ごろ、多摩川住宅前で見え、次第に上流の場所で観賞できるようになる。同じ日にダイヤモンド富士になる地点は富士山から線上に並び、冬至前はそのラインが山頂を要にして北上していくため、同市で富士山頂と日没が見える場所ならどこでも観賞のチャンスがある。

 多摩川近くで米店を営み、ダイヤモンド富士の写真を掲載するサイト「富士山写真道楽」を運営する熊澤孝昭さんによると、「太陽が富士山頂にかかるのは日没予定時刻より早いし、見える場所も1日で約600メートルずつ移動していくので、何日か続けて観察すると正確な場所と時間がつかめるようになる」という。「最近はマンションなどの高層建築が増えて、ダイヤモンド富士がきれいに見える場所が減ってしまい残念。美しい風景とダイヤモンド富士が1枚の写真に収まったときは感激する」とも。

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