調布でキムチ・韓国総菜などの製造や小売り、弁当を販売する安田商店(調布市多摩川2、TEL 042-481-3501)が6月4日から、韓国風弁当の夏季限定メニューの提供を開始した。
「ホットック」を調理中の康聖華(カン・ソンファ)店長(写真右)と供静順(コウ・セイジュン)副店長(写真左)。
創業約50年の同社は、店長の康聖華(カン・ソンファ)さんが女性従業員たちの韓国料理の腕を見込んで、もっと本場オムニ(韓国語で母の意味)の味を知ってもらいたいと、2010年4月から弁当の店頭販売を開始。客の要望に応え、その場で食べられるイートインスペースも用意した。
毎年、客から販売期間延長の要望が出るほどの人気がある夏季限定メニューは「冷麺」と紫タマネギや水菜などの野菜と、ピリ辛の自家製たれを混ぜて食べる「ピビン麺」(以上600円)。7月からは、かき氷「ハッピンス」や「うなぎピビンバ」、「プルコギ丼」などの販売も予定している。
通常メニューは「和牛焼肉ピビンバ」、「ユッケジャン麺」、「豚キムチ丼」(以上600円)、曜日限定で「トッポッキ」(300円)、「ホットック」(200円)、「海鮮チヂミ」(600円)のほか、辛さを抑えたキッズメニュー(350円~)なども用意。牛肉は和牛を使用するなど素材にこだわり、注文を受けてから調理する出来たてを提供することで客の口コミで評判となり、1日約30~50食を販売。数量限定の「ゴマ葉焼肉おにぎり」(100円)や韓国風のり巻き「キムパッ」(350円)はほぼ毎日完売するという。
ピビン麺をイートインで食べた女性客は「出来たてのお弁当なので野菜も新鮮で見た目もきれい。さっぱりしているが、麺にコシがあってボリュームも満点で満足」と話す。店長の康さんは「これからの暑い季節にぴったりの冷麺、ピビン麺をぜひ食べに来てほしい。これからも、コンビニエンスストアやチェーン店などの大量生産にはできない、安心で良い素材を使用し、出来たての味を届けていきたい。一緒にキムチの味も知ってもらえれば」と話す。同店では約6台分の駐車スペースも完備。2,000円以上からの注文で近隣への配達も行う。
営業時間は10時~17時。弁当販売は11時~14時(売り切れ次第終了)。日曜・祝日定休。