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調布で米穀店の社員ら育てた米を商品化-「山田屋田んぼプロジェクト米」

稲刈りをする「山田屋田んぼプロジェクト」のメンバー・杉山俊樹さん。

稲刈りをする「山田屋田んぼプロジェクト」のメンバー・杉山俊樹さん。

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 調布で米の小売りや業務用の精米販売などを手掛ける山田屋本店(調布市布田2、TEL 042-482-4585)は10月6日から、社員らが作った米「山田屋田んぼプロジェクト」の販売を開始した。

量り売りする「山田屋田んぼプロジェクト」米

 「専門店にしかできないこと」を考え企画した同プロジェクト。社員ら自らが米作りをすることで生産者、販売者、客との距離を縮め、細やかな情報を公開したいと思いを込めた。田んぼの確保に奮闘し、今年3月から活動を開始。農家からアドバイスを受けながら化学肥料を使わず、草刈りや水管理なども社員らが行いながら順調に育て上げ、9月29日に53.5俵(3210キログラム)を収穫した。

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 収穫した米は農産物検査法に基づき、等級検査を受けた。整粒割合が70%以上で1等、60%以上で2等、45%以上で3等、規定を満たさない米は「規定外」と判定される等級検査では、全量1等級と認定。自社品質管理室での食味値検査では100点評価で92点の測定結果を出した。

 同米の商品名はプロジェクト名をそのまま使用した「山田屋田んぼプロジェクト米」。1キログラム750円で販売する。新宿高島屋のみ、精米商品3キログラム(2,541円)を販売。

 同社の杉山俊樹さんは「育苗、田植え、草刈り、水管理、生き物調査など全て初めての経験で、米作りの大変さをあらためて知った。台風が迫る中、急きょ行われた稲刈りは『これでやっとお客さまへおいしいお米を届けられる』と思える瞬間だった。お客さまにおいしい米を食べてもらいたいと愛着を持って育てた米を、ぜひ味わってほしい」と話す。

 販売店は「調布本店 お米館」(布田1、TEL 042-482-2011)、「銀座三越店 米屋彦太郎」「多摩センター三越 お米館」「新宿高島屋店 米蔵山田屋」「二子玉ライズS.C東急フードショー店 米屋彦太郎」。「調布本店 お米館」は11月30日で閉店し、現在、甲州街道沿いに建設中の本社屋内に12月3日に移転オープンする予定。

 「調布本店 お米館」の営業時間は9時~18時(祝日は10時)。日曜定休。