調布駅前で3月10日、「東日本大震災慰霊祭『あの日を忘れない。』」が開催される。
3月10日に開催する「東日本大震災慰霊祭『あの日を忘れない』」のチラシ
東日本大震災から2年目を迎える3月11日を前に、失われた命を忘れず、東北のための復興支援を続けること、そして自分の街は自分たちで守ることについて改めて考え、市民ができることを見つける機会とすることを目的に開催される慰霊祭。当日は調布駅前公園(小島町2)で2,000本のキャンドルを用意し、追悼の意を込めて火をともす。昨年は「東日本大震災追悼慰霊祭 多摩川燈籠流し~あの日を忘れない~」として開催され、同市内にある児童館などで子どもが手作りしたものを含め、1000基以上の灯籠が流された。
今年は18時からの慰霊祭に先立ち、10時から16時まで同広場で岩手県、宮城県、福島県の東北物産販売復興支援活動を行うほか、防災対策ブースを設置して、警察署、消防署、調布市などが防災のための展示や体験コーナーを設置する。市内の中学生が一つ一つ手作りした「あの日のことを忘れない」というメッセージが入ったしおりも配布する予定。
3月2日・3日には、プレ企画として仙川駅前で、経営者が調布出身で、現在は気仙沼市で乳製品販売業を営む千葉一商事などの東北の物産販売などを行う。
実行委員長を務める調布青年会議所の高橋祐二さんは「震災から2年。東北では、今も精いっぱいの復興活動が行われている。しかし、現地の実態が報道される機会は時間の経過とともに少なくなっているのが現状。東北のための復興支援を続けること、自分の街は自分たちで守ること、そして何より『忘れない』ために今私たちができることを見直したい」と話す。
開催時間は、復興支援イベント=10時~16時、慰霊祭=18時~。キャンドルは17時30分から受付開始、1本100円~。入場無料。詳しくはホームページで確認できる。問い合わせは高橋さん(TEL 090-8046-4183)まで。