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電通大、小学生対象に「足が速くなる教室」-運動会控え定員の倍以上応募

走り出しのイメージを指導する岡田さん

走り出しのイメージを指導する岡田さん

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 調布市立国領児童館(調布市国領町3)が主催する「足が速くなる教室」が9月12日、調布市立国領小学校(国領町8)の校庭で行われた。

運動会を控え、多くの子供が参加した教室の様子

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 調布市と電気通信大学(調布ヶ丘1)が結ぶ相互友好協力協定の事業の一環として企画された同教室は今回で3回目。スポーツ・バイオメカニクスを専門とし、同大学準教授で陸上競技部顧問の岡田英孝さんと同部員3人を迎え、小学校1~3年生を対象に「足を速く動かす」ことをテーマに指導に当たった。当初定員30人を予定していたが、9月28日に国領小学校が運動会を控えていることなどから約80人の応募があり、急きょ抽選で定員を45人に増やして開いた。

 教室ではウオーミングアップ、走りだしのコツなどのアドバイス、ラダーやミニハードルなどの器具を使ったフットワークのトレーニングなどを行った。歓声の上がる中、最後に子どもたちは4チームに分かれトレーニングの成果を実感しながらリレーに臨んだ。岡田さんは「皆さんはこれからどんどん足が速くなります。運動会に向けて自分でも練習をして、走る事を楽しんでください」と約1時間の教室を締めくくった。

 岡田さんは「子どもはみんな体を動かす事が好きなはずだが、大人になるにつれ苦手になってしまう事が多い。小さいうちに体を動かす楽しさを伝えながら自己を高める経験をし、生涯にわたって運動が好きな人が育てられる教室になれば。部員の中には教職課程をとっている者もいるので子どもたちを指導することは良い経験になる。今後も市内各所で開いていきたい」と話す。

 同児童館主任の磯崎昭宏さんは「子どもたちが一生懸命走る事に取り組んで盛り上がっていたのが印象的だった。今日の事を自信にして、運動会も頑張ってもらいたい」とも。

 11月には、同協定による高齢者を対象とした歩き方教室も予定しているという。

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