調布市グリーンホール（調布市小島町2）で3月1日、劇団「わらび座」が「遠野物語」の公演を行う。

展示事業「『遠野物語』の原風景 遠野」の様子

　調布市在住の水木しげるさんが、柳田國男さん著の説話集「遠野物語」を原作に「水木しげるの遠野物語」を描いたことがきっかけで岩手県遠野市と交流を続けてきた同市。東日本大震災後には、復興支援への取り組みや交流イベントを企画するなど両市の絆を深めている。

　同公演は、原作「遠野物語」をベースに歌舞劇「舞踊詩『遠野物語』」と東北の民謡・舞踊「舞踊集『故郷』」の2部構成で、自然と共存する中で生まれ、受け継がれてきた多くの民俗芸能や祭、昔話がある東北の文化を紹介していく。当日は、調布駅南口広場に復興支援・都市間交流コーナーを設け、岩手県沿岸被災地の物産や水木しげるさんのキャラクターグッズなどを販売する。

　併せて、同市文化会館たづくり（小島町2）で現在、展示事業「『遠野物語』の原風景 遠野」を開催している。遠野物語誕生100周年を記念して遠野市立博物館で展示した作品や資料などを展示するもので、遠野市の全面協力の下、実現した。

　開演は16時。チケットは、S席＝3,800円、A席＝3,000円。展示は10時～18時。22日～25日休館。3月2日まで。