3月25日ごろから開花し始めた市内各所の桜が見頃を迎え、市民の憩いの場となっている。
周辺に多くのスポーツ施設や公園があり、ランニング、ドライブコースとしても人気を集める「味の素スタジアム」脇を甲州街道から武蔵野の森公園までを結ぶ「スタジアム通り」の約300本の桜並木は現在満開で、6日に同スタジアムをホームとする「FC東京」が「サガン鳥栖」を迎えるJリーグ第6節では、訪れる多くのサポーターの目を楽しませそうだ。
例年開花がやや遅い多摩川周辺の桜もほぼ満開を迎え、市民の花見散歩コースとして定着している京王多摩川駅から日活撮影所付近まで多摩川沿いに約1キロにわたる「桜堤通り」の桜並木や染地周辺などにも人通りが多く見られる。そのほか、近年は夜桜のライトアップでも有名な野川流域も散歩を楽しむ親子連れや花見を楽しむグループが見られるなど、にぎわいを見せ始めた。
「桜堤通り」の遊歩道で桜の花の蜜を吸いに来る鳥の写真を撮影しに訪れた男性は「先日の強風が心配だったが、花が散った様子もなく、良い状態でヒヨドリやスズメの様子が撮影できた」と笑顔を見せる。
週末に当たる5日・6日の天気は晴れ間が見られる予報で、この週末に市内の花見はピークを迎えると予想される。