調布駅近くに6月16日、コワーキングスペース「co-ba chofu」(調布市小島町2)がオープンする。
コワーキングスペースとは入居者同士が交流する事に意義を持つシェアオフィス。通常、割安な料金でオフィス利用ができるほか、仕事上での相乗効果が期待できることから、オフィスを構えずにPC1台で仕事をする若者などの需要が高まり、現在、都内を中心に出店が広まっている。
同スペースは、渋谷を中心に10カ所以上のコワーキングスペースの設計・企画・運営やコミュニティーデザインを手掛ける「ツクルバ」(渋谷区)と、創業100年を超える同市の老舗建設会社・林建設(小島町2)との協働でオープン。「ツクルバ」が運営ノウハウを、林建設は管理する不動産物件を提供し、同市在住で、街づくりや環境問題をテーマにした交流イベント「green drinks」を運営する薩川良弥さんがマネジャーを務める。
施設面積は約69平方メートル。ネット環境が整備されたワーキングスペースのほか、休憩室とミーティングスペースも用意。法人登記も可能で、イベントなどで利用できるスペースレンタルも行う。利用は会員制で月額(税別6,800円)。24時間利用でき、都心のコワーキングスペースに比べ割安な料金を設定し、フリーランスや創業間もない人たちの利用も狙う。
普段は会員共有の仕事場として運営するが、女性や高齢者など多くの層の人に立ち寄ってもらえるよう、交流イベントやセミナーなどの企画も予定。6月30日まではオープン記念で、誰でも無料で1日利用できる。
薩川さんは「形態は仕事場だが、ここは『仕事』だけにとどまらないあらゆるチャレンジを受け入れる場所。仕事や活動を進めていくには、共感してくれる人や仲間の存在が不可欠。そのために、出会いやコラボレーションが生まれるきっかけとなる場づくりをしたい。スポーツジムに行くような感覚で来てもらえれば。整った環境で、周りに頑張っている人がいると前向きな気持ちになる。そんな気持ちがこの場所に集まれば」と話す。
受付時間は10時~19時。入会料=1万円、月額利用料=6,800円~、ロッカーレンタル料=3,000円、登記手数料=5,000円、ミーティング室利用料=1時間500円(以上、税別)。希望者は見学も可能(要予約)。