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狛江市の古民家園で朝ごはん作り-かまどでご飯炊き

「狛江の朝ごはん」参加者自らが作った朝ご飯を全員で食べる様子

「狛江の朝ごはん」参加者自らが作った朝ご飯を全員で食べる様子

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 狛江市立古民家園(愛称=むいから民家園)(狛江市元和泉2)で9月14日、朝食作りイベント「狛江の朝ごはん」が開催された。

朝食作りイベント「狛江の朝ごはん」が開催された狛江市立古民家園(愛称=むいから民家園)

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 「かまどで炊いたごはんが食べたい」という思いから始まった同イベントは、5年前に始まり今回で64回目。月に1回開催しているが、受付開始当日に定員に達するほどの人気を集めている。

 会場となる同民家園は江戸時代の農家を保存した狛江市の文化財で、10年以上にわたる旧荒井家住宅主屋の復元事業を経て、2002年に開園。管理は「狛江市立古民家園運営市民協議会」が市から指定管理を受け、ボランティアが施設運営を支えている。

 当日は大人23人子ども8人が参加。自ら仕事を見つけて、まき割りやかまどでのご飯炊き、地元農家での野菜の仕入れから調理まで手分けして「一汁一菜」を作った。今回のメニューは、「炊き立てごはん」「つるむらさきと油揚げのごまじょうゆあえ」「モロヘイヤのおかかじょうゆあえ」「蒸し野菜 ひしおソース添え」「豆腐ディップ」「なすと大葉の梅あえ」「煮干しみそ」「煮干しとこぶだしのみそ汁」で、野菜はすべて狛江産を使う。だしを取り終えた煮干しは、すりつぶしてみそとあえ「煮干しみそ」として、昆布は刻んでみそ汁の具にした。

 「狛江の朝ごはん」を取り仕切る高田さんは、狛江在住のサラリーマン。古民家園の「かまどごはん」に魅せられた一人で、参加者の自主性に任せてゆるやかに作業を進める。

 4年以上参加している小島さんは「楽しいから毎回参加している。指示されることもなく、目の前の旬野菜をどう調理しようかとその場で考えながら手作業ができるゆるさが魅力。かまどのごはんは箸が進むし、手間暇かけて作る朝ごはんは満足感が大きいからか、夕方までおなかがすかない」と話す。

 次回の開催は10月5日。参加は「狛江の朝ごはん」ホームページから予約する。参加費500円(小学生以下無料)。

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