東京都調布飛行場(調布市西町)で10月19日、「第19回調布飛行場まつり」が開催される。主催は、調布飛行場まつり実行委員会(TEL 03-5809-5561)。
都民に広く親しまれ、理解される飛行場を目指して、東京都港湾局・調布空港協議会・調布市商工会青年部からなる実行委員会が主催して毎年行っている同イベント。昨年は台風26号の影響により中止になったため、2年ぶりの開催となる。
当日は、通常立ち入ることのできない駐機場や格納庫の一部が開放され、小型飛行機(セスナ機など)やヘリコプターなどを間近で見学できる。航空機好きだけでなく地元の親子連れなどで、例年2万5000人以上が来場しにぎわう。
会場では調布飛行場の地元(調布市・三鷹市・府中市)や島しょ(定期便が就航する大島・新島・神津島・三宅島)が協力し、特産品の即売や郷土芸能の披露などを行う。
参加者は「スタンプラリー」や「場内バスツアー」で施設を見て回ったり、パネル展示で「調布飛行場の昔と今」を学んだりもできる。隣接する「武蔵野の森公園」では、戦時中に軍用機を空襲から守る格納庫として使用され現在まで保存された戦跡モニュメント「掩体壕(えんたいごう)」の見学会が行われる。
当日は先着1万人に抽選番号付き会場案内を配布し、往復ペア航空券(調布-大島・新島・神津島・三宅島)や小型飛行機体験搭乗、管制塔見学、各種ペアチケットなどが当たる「大抽選会」を行う。
実行委員は「離島航空路線の拠点であり、災害時の航空活動の拠点でもある調布飛行場に足を運ぶ機会になれば」と話す。また、「駐車場がないため公共交通機関での来場を」と呼び掛けている。
開催時間は10時~16時。入場無料。小雨決行。荒天中止の案内は自動音声(前日・当日共=TEL 0180-99-3339)。