調布市文化会館「たづくり」（調布市小島町2）を拠点に3月26日～29日・31日、プロの映画監督やスタッフと共に子どもが映画製作を体験する「『つくる』子どもたちと映画寺子屋2015春Reel4」が開催される。

3月26日から開催する「『つくる』子どもたちと映画寺子屋2015春Reel4」

　小学3年生から6年生の子どもたちがプロの指導の下、自分たちで本格的な映画製作を行い、最終日に完成作品を上映するという同企画は今回で4回目。地道な活動と丁寧なプログラムなどが認められ、「映画のまち」をPRしている同市のサポートやイベントなどでも上映機会が得られ、回を重ねるごとに注目を集めてきた。再参加希望者が多く定員を大幅に超える応募があるため、今回はできるだけ多くの子どもたちを受け入れようと未経験者のチームとサポートは最小限にとどめ、経験者で編成するチームを用意した。

　プログラム初日は顔合わせと映画製作についてレクチャーの後、ロケハンに出掛けイメージを膨らませ、チームごとにディスカッションしながら脚本を作る。2日目は機材の使い方を習い、リハーサルを経てクランクイン。衣装や小道具は自分たちで持ち寄る。約2日間で撮影をクランクアップし、編集、ポスターや鑑賞券も作成。家族や友達を招く上映会では舞台あいさつも行い、5日間で映画の現場のほぼ全てを体験する。スタッフは毎回、過密スケジュールの中でだんだんと発揮される個性や自主性に寄り添いながら完成に導いていくことを心掛けているという。

　主催の佐和田露子さんは「経験者チームの製作がどうなるのか私自身ドキドキしているが、子どもたちの力を信じてついていきたい。未経験者チームは『映画に触れる』ことで、いつもと違う自分を発見できる経験になれば」と話す。

　開催時間は9時～17時（31日は10時～11時30分）。対象は小学3年生～6年生。参加費2,000円。参加には申し込みが必要。締め切りは3月16日（先着順、定員12人になり次第終了）。