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調布市、公募シンボルマーク・60周年ロゴ決定-地元デザイナー原子尚之さんの作品採用に

「市制施行60周年ロゴ」に採用が決定した原子尚之さんの作品

「市制施行60周年ロゴ」に採用が決定した原子尚之さんの作品

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 調布市が4月1日に市制施行60周年を迎えるにあたり、「調布市シンボルマーク」と「市制施行60周年ロゴ」を公募、大阪府和泉市の深川重一さん(66)と調布市の原子尚之さん(48)の作品が市民投票により決定した。

「調布市シンボルマーク」に採用が決定した深川重一さんの作品

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 調布市は1955(昭和30)年 4月1日に調布町と神代町が合併し市制がスタート。今年はその60年目に当たる。公募では、シンボルマーク174件、ロゴ113件の応募があり、選定に地元在住の漫画家・水木しげるさんも加わり、それぞれ4作品に絞った。その後、延べ2000票以上集まった市民投票の結果、今回のマークが採用となった。

 「調布市シンボルマーク」に採用された深川さんは印刷物制作会社に約35年勤務。退職後はシンボルマークやキャラクターの公募に挑戦している。マークは、調布市の頭文字「ち」、「豊かな自然(緑・水)」「輝く太陽」「躍動する人」をモチーフに組み合わせてデザイン化。自然と共生しながら「大きく変貌し、発展していくまち・調布」をイメージするとともに、力強く明るく親しみやすいマークを表現した。

 「市制施行60周年ロゴ」に選ばれた原子さんは調布市出身で、現在、同市内でデザイン会社「パンデコングラフィックス」を営む。調布市の「映画のまち調布」のロゴをはじめ、市内外の企業や店舗のロゴ、イベントなどの広報媒体のデザインを担当。今回採用されたロゴは市章を組み込み、市の木や鳥などをあしらって水と緑あふれる調布市を演出。未来への発展を感じられるよう、「6」の中に伸びゆく街並みのイメージをイラスト化した。

 深川さんは「調布市のシンボルマークが採用になったとのことを聞き、大変うれしく思った。私の作品を選んでいただいた方々に感謝する。採用されたシンボルマークをしっかり活用していただき、大きく育てていただくようお願いしたい」と話す。原子さんは「今回、最終的に市民投票を参考に選ばれたとのことで大変うれしい。調布市以外では考えられない周年マークにした。今までの歴史を振り返りつつ、これからの調布市を考えるきっかけになれば」と話す。

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