調布・神代植物公園でショクダイオオコンニャク再び開花 世界一醜いお化け花

珍しい花を撮影しようとカメラを向けたり、悪臭を近くで嗅ぐ観客たち。

珍しい花を撮影しようとカメラを向けたり、悪臭を近くで嗅ぐ観客たち。

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 都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)で、巨大な花と悪臭が特徴の「ショクダイオオコンニャク」が開花した。同園では7月にも同種の花を咲かせており、これで今年2例目の成功になる。

棒状の花軸(かじく)とそれを取り囲む「仏炎苞」(ぶつえんほう)。 花軸の放つ悪臭で虫を誘い、滑りやすい仏炎苞で中心に集めて、下部にある雌花と雄花 を受粉させる

 同花はサトイモ科コンニャク属で、インドネシアのスマトラ島が原産。大きなものは高さ3メートル、直径1メートル以上になり、「世界最大の花」ともいわれる。花は数年に1度咲き、日数も1~2日間と短い。

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 短期間での受粉を成功させるため強烈な悪臭を放ち甲虫をおびき寄せる。肉の腐ったような臭いがすることから「死体花」や、巨大さから「お化け花」と呼ばれるほか、イギリスの王立園芸協会が2009年に行った投票で、世界各地から厳選した植物の中から「世界一醜い花」にも選ばれた。

 同園では7月21日夜にも、工事中の小石川植物園(文京区)から預かった株を開花させている。今回は同園で2007年から栽培してきた個体で、2011年11月以来の2度目の開花となる。9月6日13時から開き始め20時ごろ全開になり、高さは137センチメートル、幅は61センチメートル。

 担当者は「前回この個体は中央の付属体が変型していたが、今回は完全な形で開花して安心した。7日は臨時開園するので7月に見逃した人やもう一度見たい人など、多くのお客さまに見ていただきたい」と話す。都内から見に来た高齢の女性は「たくあんの腐ったような臭い」と驚き、男性は「この臭いを嗅ぎたくて開花してすぐに来た」と熱心に観察していた。悪臭は開花から時間がたつと弱くなる。

 開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。月曜休園(祝日の場合は翌日、7日は臨時開園)。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住在学の中学生は無料)、小学生以下無料。

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