調布駅北側にある商店街が10月3１日、謎解きイベント「上布田商栄会と怪豚（かいとん）60面相」を開催する。

豚がテーマのイベント。商店街加盟店で豚にちなんだサービスも提供

　同商店街が謎解きイベントを実施するのは今年で3回目。以前は、複数の模擬店などを開き、飲食物などの提供や抽選会なども行っていたが、開催スペースが無くなったことに加え、商店街内の回遊性を高めるイベントを行おうと企画された同イベント。

　前回参加した人からは「調布駅周辺を回れて楽しかった」（8歳・女児）や「普段通り過ぎるだけの店も注目することができてとても楽しかった。もっと調布が好きになった」（21歳・女性）、「地元を盛り上げるためにも、こうしたイベントをもっと開いてほしい」（41歳・男性）などの好意的な意見が多数寄せられたことから今年も開催することになったという。

　今回も前回に続き、同商店街に明治初期に存在していた養豚場の収益で授業料無料の学校を運営していた「原豊穣（はらほうじょう）」の話をヒントに、豚をテーマとした謎解き問題を作成。初級・中級・特級の問題を用意する。謎が解けた人は抽選で、同商店街で利用でいる商品券が当たる。

　さらにた、同イベントに参加した人または調布駅近隣地域で配布されるチラシに掲載されているサービス券持参で、同商店街の加盟店が提供する、豚にちなんだ商品の割引なども受けられる。

　同商店街で会長を務める中澤さんは「ここの商店街は歩道が狭い所もあり、お客さまには大変迷惑をおかけしている。このイベントで商店街内を歩いていただき、新しい店の発見や、そのような街の課題についても皆さんで共有し解決につなげられれば。9月にできたばかりの妖怪ポストもぜひ見に来てほしい」と話す。

　受付場所は、鬼太郎の妖怪が壁に描かれている調布駅北第一自転車駐車場。開催時間は10時～16時（受け付けは15時まで）。雨天決行・荒天中止。参加無料。