京王電鉄京王線調布駅(調布市小島町1)が京王線連続交差事業の進捗に伴い、9月14日始発から仮橋上駅舎に変わり、これまでの改札や南北連絡道路は、中央口、東口とも線路をまたぐ橋上に移動する。
東口の仮橋上駅舎はスロープ付階段が設置され、自転車なども通行可能。中央口の仮橋上駅舎は新たにエレベーターが設置された。現在の中央口と東口の南北連絡通路は、仮橋上駅舎に変わると同時に閉鎖。中央口北の西側階段は、10月下旬から設置され使用可能となる。
同工事は、京王電鉄京王線の柴崎駅から西調布駅間約2.8キロの区間と相模原線の調布駅から京王多摩川駅間約0.9キロの区間を地下化することにより、18カ所の踏切道を解消するとともに8カ所の都市計画道路を立体化する道路と鉄道の連続立体交差事業。2012年度の完成を予定する。これにより、国領駅、布田駅、調布駅は地下駅となり、ホーム延長は各210メートル、ホーム幅員は各4.0~約13.0メートル、各ホームにエレベーター・エスカレーターを設置する。
期待される事業効果は、踏切がなくなり交通渋滞の解消、道路と鉄道それぞれの安全性の向上やこれまで鉄道により分断されていた市街地の一本化が図られる。また、現在、線路になっている土地の有効利用されることで、地域の発展、魅力あるまちづくりも期待される。
さらに、京王線と相模原線との乗り換えが便利になり、各駅にエレベーター、エスカレーターを設置する。