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狛江に常設プレーパーク 多摩川沿いに新たな子どもの居場所

狛江市のプレーパークの様子 オレンジシートの上はノコギリやトンカチなどの工具使用エリア

狛江市のプレーパークの様子 オレンジシートの上はノコギリやトンカチなどの工具使用エリア

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 狛江市の西河原公園内(狛江市元和泉2)に2月29日、常設のプレーパークがオープンした。

NPO法人こどもの遊びと育ちをささえる会・狛江」の理事長 岡本千栄子さん。自らも3人の子を育てる母親。

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 プレーパークとは、子どもたちが自然と触れ合いながら五感を使って外遊びができる場所で、「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーに運営。禁止事項を極力減らし、水遊びなど、子どもの意思・主体性を重視した外遊びを、専門知識を持った大人が「プレーワーカー」として見守る。市民が運営に参加するなど、子どものみならず子育て中の親や地域の交流の場としても活用。日本冒険遊び場づくり協会によると、1979(昭和54)年オープンの羽根木プレーパークを皮切りに、現在では週に4日以上開園している都内のプレーパークは17カ所ある。

 同パークは、敷地面積約1600平方メートル。西河原公園の一角に開設するが、閉園時には通常の公園となる。エリア内には、プレーパークの管理棟や倉庫、来場者が利用できる授乳コーナー、トイレを備えた小屋があり、用意されたロープやくぎ・金づち・木材などの遊び道具を自由に使える。利用は無料で、活動の趣旨に賛同するNPO会員から集めた年会費が運営を支えている。

 同パークを運営する「NPO法人こどもの遊びと育ちをささえる会・狛江」の理事長・岡本千栄子さんは、狛江市在住で3人の子どもの母親。日頃から自然に触れる機会の減少や禁止事項の多い公園に、遊びにくさを感じていた。そんな中プレーパークの存在を知り、6年前より「狛江にプレーパークをつくる会」として狛江市内の各所でプレーパークの前身「冒険遊び場」を定期開催。2012年には、狛江市の市民協働提案事業として常設に向けて調査研究を行い、以降、市との共同事業として実施してきた。

 岡本さんは「『こどもは親だけでは育たない』という私の実感と、自由に遊び、挑戦し、失敗や創意工夫ができる子どもの遊び場を作りたいという気持ちを原動力に活動してきた。常設となることで、多世代の人とつながり共に過ごせる『みんなの居場所』をようやく目指すことができる。市民みんなでアイデアを出し合い作っていくものなので、たくさんの方に関わってほしい」と話す。

 開場日は、月曜・火曜・水曜と土曜・日曜のどちらかの週4日。利用時間は10時~17時。入場料・利用申し込みは不要。NPO法人の年会費(一口)は、正会員=個人3,000円、団体1万円、賛助会員=個人2,000円、団体5,000円)、猫の手会員=500円)。

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