JAXA調布航空宇宙センター(調布市深大寺東町7)は4月24日、施設を開放し最新の航空宇宙技術を紹介する「一般公開」を行う。
施設内の各所に実物やモデルなどを展示して、さまざまな研究成果を発表する(昨年の様子)
科学技術週間の一環として毎年行っているもので、市民や航空宇宙ファンが施設を間近で見学したり実験教室に参加したりできる機会として人気が高い。
第1会場(深大寺東町7)では飛行機に働く力を光の性質を利用して見るほか、宇宙飛行士の呼吸にも使われる酸素を水の電気分解で作るなど、真空実験で宇宙を体験する実験教室(整理券配布)が開かれる。工作コーナーでは、飛ぶ仕組みを考えながら「飛翔ペーパークラフト」を作り飛ばして楽しめる(4歳~小学生、先着500人)。
第2会場(三鷹市大沢6)では、「惑星への大気突入と着陸技術の研究」「将来の航空機の研究とD-SENDプロジェクト試験結果」「複数MAV協調運用の研究」を初公開。超音速旅客機の大敵であるソニックブームの音を体感するコーナーもある。
トークイベント「理工系職員が語る私の仕事」では、将来の夢と現実をテーマに研究開発職の職員が仕事や生活、キャリアについて紹介する(11時、13時、15時、各回講師と講演内容は異なる、第1会場)。
当日は、隣接する研究施設「海上技術安全研究所」「電子航法研究所」「交通安全環境研究所」も一般公開する。各施設でスタンプを集める「4研究所合同スタンプラリー」を完成させると記念品が進呈される。
開催時間は10時~16時(入場は15時30分まで)。入場無料。第1会場と第2会場の移動用に連絡バス(無料)が随時循環運行する。