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調布・深大寺の老舗そば店が改装 新作「鴨せいろ」「にしんそば」も好調

冷たい盛りそばとニシンの煮付けをセットにした「特製にしんせいろ」(1,200円)

冷たい盛りそばとニシンの煮付けをセットにした「特製にしんせいろ」(1,200円)

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 調布で老舗そば店が軒を連ねる深大寺通りにある「きよし」(調布深大寺元町5、TEL 042-483-3329)がリニューアルオープンし、2カ月がたった。

そば店「きよし」の広報・和地弘樹さん(左)と店長・伊藤利夫さん(右)

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 1966(昭和41)年創業の同店は世代交代を機に大幅リニューアルに踏み切り、店舗改装のほか、そばの道で約50年の経験を持つ料理人の伊藤利夫さんを店長に迎えメニューを一新。そばは先代から続く北海道産石挽(いしひき)そば粉を使い、伊藤さんが時間をかけて丁寧に仕込む新作の「鴨(かも)せいろ」(1,400円)と「特製にしんそば」(1,200円)は既にリピーターも多く、看板メニューに定着した。これからの季節にも自慢のニシンを食べてもらおうと、冷たい盛りそばとニシンの煮付けをセットにした「特製にしんせいろ」(1,200円)をリニューアル記念としてメニューに加えたところ、好調だという。

 同エリアでは珍しく、夜の営業も継続。伊藤さんが厳選した日本酒「加賀鳶」やそば焼酎「八重桜」などを用意するほか、一品料理などをさらに充実させた。瓶ビール1本か日本酒1合に、せいろそばと日替わりの酒のさかななどがセットになった「ほろ酔いセット」(1,450円)は、開始当初ランチタイム以降のメニューだったが、客の要望で常時提供するようにしたという。

 新たに甘味「黒糖そば団子」(300円)も考案。そば粉の団子にきなこと黒糖から作った黒蜜をかけたもので、参拝帰りや散策途中の観光客に好評で、昼時以外の客足も増やしている。

 同店で主に広報を担当する和地弘樹さんは「店長が時間をかけて仕込んだニシンやカモはほろほろと身がほぐれるほど柔らかく絶品なので、多くの方に味わっていただきたい。今後も季節メニューや甘味など、お客さんのご意見を聞きながらメニューを考案していき、先代からの『なじみ』のお客さまにも喜んでいただけるよう、おいしいそばと快適な接客で丁寧に商売をしていければ」と話す。

 営業時間は11時~19時(日曜は18時まで)。月曜定休。

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