調布市グリーンホール・大ホール(調布市小島町2)で12月10日、フレッシュ名曲コンサート「~歌とヴァイオリンで彩るクリスマスコンサート~」が開催される。
若手演奏家を紹介する演奏会として例年行われている同コンサート。今回は、今年10月に「ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクール」で7位入賞と特別賞受賞を果たした周防亮介さん、声楽家団体「二期会」で活躍するソプラノ・盛田麻央さん、テノール・樋口達哉さんが、山下一史さんの指揮で東京交響楽団と共演する。
周防さんは、12歳で京響と共演デビュー、15歳の時にチェコのプラハ室内管弦楽団と共演しヨーロッパデビューを果たす。2014年にはサンクトペテルブルクの「音楽の家」からアジア人として初めて招聘(しょうへい)され好評を博した。さまざまなコンクールで多くの賞を受けているバイオリニスト。盛田さんは、パリ・エコール・ノルマル音楽院、パリ国立高等音楽院修士課程を満場一致の最優秀の成績で卒業修了。2011年「フィガロの結婚」で二期会デビューし、コンサートや舞台で活躍しているソプラノ歌手。樋口さんは、ハンガリー国立歌劇場「ラ・ボエーム」ロドルフォでヨーロッパデビューし、イタリアを中心にヨーロッパ各地でオペラやコンサートに出演を重ねるほか、オペラ界の男声ユニット「The JADE(ザ・ジェイド)」のメンバーとしても活動している。
山下さんは、1984(昭和59)年桐朋学園大学卒業後、ベルリン芸術大学に留学。1986(昭和61)年ニコライ・マルコ国際指揮者コンクールで優勝。カラヤンのアシスタントを務め、急病のカラヤンの代役をジーンズ姿で指揮し、話題となった。同コンサートは2部構成で、1部でオラトリオ「ソロモン」より「シバの女王の入場」と四季、2部では「オペラの世界」として「ラ・ボエーム」の名曲を3曲披露するほか、「天使の糧」や「クリスマス・フェスティバル」などのクリスマス曲も披露する。
開演時間は15時~。チケットは全席指定で、S席=4,000円、A席=3,500円、B席=2,500円。(22歳以下は半額)。