調布駅近くの線路跡地で現在、アスファルトの隙間からフキノトウが顔を出し、春の訪れを告げている。
フキノトウは日本原産の山菜の一つで、山野や川岸などの湿り気のある日当たりの良い場所に見られるキク科の多年草。雪解けの間から顔を出すことから、春の訪れを告げる植物としても知られる。
アスファルトの隙間から生えたフキノトウは現在、調布駅より西に位置する線路跡の柵に囲まれた区域に、開花した状態で4つ確認できる。調布市内では、多摩川や野川などで多く見られる。
スマートフォンで撮影していた女性は「自然が多い調布だが、まさかこんな所にフキノトウが出るとは驚いた。近辺は開発が進んでいるので、来年も見られるか分からないが、硬いアスファルトを突き破る強さがあるので、楽しみにしたい」と話す。
同駅東口近くでは現在、ツクシも見られ、通行人らの目を楽しませている。