調布に「犬の保育園」 「園児」募集、飼い犬の悩み相談や苦手克服サポートも

「リトル・チカ」代表の藤塚さん(左)、スタッフの日暮さん、看板園長のペキニーズ犬「チカちゃん」

「リトル・チカ」代表の藤塚さん(左)、スタッフの日暮さん、看板園長のペキニーズ犬「チカちゃん」

  • 222

  •  

 調布・京王多摩川駅近くに今年3月にオープンした犬の保育園「リトル・チカ」(調布市多摩川4、TEL 042-487-2866)が現在、犬の園児を募集している。

多摩川河川敷を散歩中のフレンチブルドッグとペキニーズ犬

[広告]

 同園代表の藤塚あかねさんは、動物看護師の資格を持ち、動物病院勤務やドッグトレーナー、ペットシッターをしていた経験を通して、飼い主から預かる犬が友達と遊び、先生と過ごせる保育園のような場所を作りたいと考えていた。藤塚さんは調布育ちで、多摩川や公園などしっかりと散歩ができる自然豊かな同地を選び、今年3月24日に同園をオープン。ペット預かり業者の多くが、犬をケージの中に入れて預かるが、同園ではケージレスにして、日中は散歩以外の時間も、室内でほかの犬と一緒に伸び伸び過ごさせるのが特徴。

 人間の保育園と同じで、朝、飼い主と一緒に登園し、夕方迎えに来るシステムだが、希望があれば送迎サービスも行う。何歳の犬でも入園が可能。ドッグフードはペット栄養管理士の同店スタッフ・日暮さんが選び、穀物不使用の低アレルゲン食を提供するこだわりも。園では、食事や散歩などの日常の世話をするほか、それぞれの犬の問題行動の改善や苦手克服など、預かるだけでなく、カウンセリングを通して飼い主と飼い犬のトータルサポートも行う。

 犬は本来群れで生きる動物で、グループで過ごし犬同士のコミュニケーションを学ぶことが大切だと考える藤塚さん。ほかの犬と接することでルールを学ばせ、「犬の社会化」を目指す。人間の子どものように、「犬も保育園で友だちと関わって遊び過ごすことができると、ストレスのない本能により近い状態となる」。落ち着いてトレーニングも入りやすく言うことを聞くようになるという。

 藤塚さんは「同園には動物看護師、ペット栄養士、ドッグトレーナーがいるので、気軽に園の様子を見に来て、わずかなことも気兼ねなく相談をしてほしい。多摩川などで、水色のブルゾンを着て犬の散歩をしているスタッフを見掛けたら、声を掛けてもらえれば」と話す。5月14日には、ライフスタイルに合った犬種をテーマに「犬の飼う前相談会」を開催するとも。

 開園時間は10時~18時。水曜定休。料金は、「スタンダードコース」(月20日登園の場合)=7万円(1日=3,500円)、「週3回コース」=4万8,000円、「週2回コース」=3万6,000円、「週1回コース」=2万円、「体験入園」=3,000円(6時間、以上、料金は全て税別)。時間ごとの延長保育、宿泊あり。要相談。「犬の飼う前相談会」の開催時間は14時30分~。料金は500円(1家族)。要事前予約(TEL 0800-808-6888)。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース