調布で「灯籠流し」-1,000基の灯籠が野川に浮かぶ

野川で行われた灯籠流しの様子。

野川で行われた灯籠流しの様子。

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 野川河川敷、御塔坂橋下流(深大寺元町1)で8月20日、「第8回野川灯籠(とうろう)流し」が行われた。

 御詠歌とともに約1,000基の灯籠を野川に流す盆送りの行事で、以前は多摩川で行われていたが、2002年の調布市花火大会が秋に行われたことをきっかけに、野川に場所を移して行われるようになった。今年で8回目。会場には多くの市民が訪れ、野川に漂う灯籠を静かに見送った。

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 野川は国分寺市恋ヶ窪から新二子橋付近の多摩川に合流する延長約20キロメートルの一級河川。水源は国分寺市内の湧水群で、その一部である「お鷹の道・真姿の池湧水群」は市街地に残された希少な湧水群として1985年、環境庁から「全国名水百選」の一つに選ばれている。

 野川の「灯籠流し」は、市内28の寺院から成る調布市仏教会の僧侶が宗派を超えて実行委員会を結成、物故者追悼という思いとともに、野川、深大寺地区の豊かな自然環境の保全、世界平和への思いを込めた夏の風物詩として実施している。読経や市内各寺院の御詠歌衆による歌の奉納、雅楽の演奏なども行われ、灯篭の明かりとともに夏の夜を彩った。