国立天文台でイベント「三鷹・星と宇宙の日」-最新天文学を紹介

今年から「三鷹・星と宇宙の日」という親しみやすい名称に変わった。イラスト・藤井龍二

今年から「三鷹・星と宇宙の日」という親しみやすい名称に変わった。イラスト・藤井龍二

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 国立天文台・東京大学天文学教育研究センター・総合研究大学院大学(三鷹市大沢2)で10月24日、キャンパス内の観測施設や研究棟の一部を公開して最新天文学と研究成果を紹介するイベント「三鷹・星と宇宙の日」を行う。

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 同イベントは昨年まで「三鷹地区特別公開」という名称で行われていたが、今年から「三鷹・星と宇宙の日」という親しみやすい名称に変わった。今年は「世界天文年」であり、同敷地に「三鷹市 星と森と絵本の家」も開館し、今までよりさらに幅広い年代層の来場者を呼びかけている。

 今年のメーンテーマは「天文学と望遠鏡の400年」。ガリレオ・ガリレイが初めて天体観測した1609年から400年がたち、望遠鏡によって明らかになってきた宇宙の姿やこれからの天文学・望遠鏡について講演や展示を行う。

 敷地内では普段は見られない観測実験装置の公開や、天文学者が直接質問に答えるコーナーもあり、天文ファンにとって最先端の研究現場に触れる貴重な機会となる。スタンプラリーや工作コーナーなど、子どもが楽しみながら星や宇宙に親しむイベントも用意する。

 天候が良ければグラウンドで、口径50センチ公開望遠鏡を使って昼間の金星や1等星を見たり、夕方から木星や月などを見たりする。16時30分からはガリレオが最初に天体観測に使った望遠鏡と同程度の口径(4センチ)の小型望遠鏡を使って、月と木星を観察してスケッチを描く世界天文年企画「君もガリレオ」プロジェクトを行う。

 開催時間は10時~19時(入場は18時まで)。入場無料。

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