府中駅前の商業施設で5月21日、ベビーカーの無料レンタルの実証実験が始まった。
セカンドファクトリー(府中市中町1)が主催する事務局が運営する同事業。子育てに優しいまちづくりを目指した実証実験として2018(平成30)年6月に国立で開始、現在3カ所のレンタルスポットが設置されている。
府中市では駅前の商業ビル「くるる」1階のスーパー「浜喜屋」と「ル・シーニュ」5階にある府中市市民活動センター「プラッツ」内のカフェ「オレンジブーツ」の2店舗にA型ベビーカーを各1台設置(「オレンジブーツ」は6月4日から)。専用アプリ「ベビぷら」ではレンタルの予約もできるほか東京都が提供する、都内の授乳室・おむつ替え場所のオープンデータから得た情報などを子育て支援スポットとして掲載している。
同事務局の齋藤さんは「この事業はどうしたら街が子育て世代に優しくなれるのか、という問いからスタートした。サービスの企画やベビーカーのデザインなどは子育て中のママさんにも協力をいただきながら開発した。国立・府中にお越しの際はぜひ『ベビぷら』を利用してもらえれば」と話す。
実証実験は6月30日まで。