調布のキユーピー仙川工場(調布市仙川町2)の時計台に飾られているキユーピー人形が11月上旬、サンタクロースの衣装に衣替えをした。
同工場は1951(昭和26)年に開設され、キユーピー人形は1965(昭和40)年に設置。当時は衣装がなく裸の状態だったが、8年ほど前から衣装を着せるようになった。衣装は「晴れ着」「コック」「法被」「ハロウィーン」「サンタクロース」の5種類で、季節に合わせて用意。足場を組み時計台の上に設置されたキユーピー人形を、今回はハロウィーンの黒いマントから、サンタクロースの赤い衣装に衣替えをした。
当初からキユーピーの衣替えを担当している総務の伊藤さんは「裸でかわいそうという理由から衣替えをしてきたが、意外に多くの人が見てくれていて驚いている。これからも少しでも多くの人がこのキユーピーを見たことで季節感を感じてもらえれば」と話す。
工場見学で人気を集める同工場には年間約2万人の見学者が訪れ、来年1月までの予約はすべて埋まっている。見学内容は、マヨネーズのビデオ鑑賞、マヨネーズの製造過程、割卵工程、質疑応答など。