調布市の深大寺(調布市深大寺元町5)で10月18日、「深大寺そば祭り」が開催される。
毎年恒例になっている同祭は名物の手打ちそばを境内の観音像に奉納するほか、色とりどりのけさに身を包んだ僧侶が練り歩く「深沙大王祭」が催される。深沙大王は見た目の荒々しさとは対照的に縁結びの神様とされ、深大寺の開祖となった満空上人の物語に登場する。
実行委員会は地元のそば店が中心となり企画、運営。4年前からは縁結びの物語を企画に盛り込み、「深大寺短編恋愛小説」の募集やカップル向けの「縁結びそば」イベントなどを行っている。
今年度の「縁結びそば」はカップルの先着30組に振る舞われ、周辺でもカップル向けの企画を用意する予定。
当日に入賞者の授賞式が行われる「深大寺短編恋愛小説」では毎年300通前後の応募がある。審査員に直木賞作家の村松直視さん、井上荒野さんをはじめとした調布ゆかりの文化人を起用し、全国紙やインターネットを使って募集を行った。
深大寺そば祭り実行委員会の馬場さんは「お寺とカップルというといまいちピンと来ないが、近年は縁結びの寺ということもずいぶん周知されてきた。縁結び護摩や一般では入れない、庫裏での手打ちそばなど、たくさんのカップルに縁結びそばイベントを堪能してほしい」と話す。
開催時間は10時~15時。入場無料。