調布市多摩川自然情報館(調布市染地3)前の河川敷で11月3日、調布市在住の小学4年生の星野舷太くん、渉太くんの双子の兄弟が黒色のトノサマバッタを捕まえた。
自宅で飼育しているカマキリの餌となるバッタを捕まえに付近の河川敷でバッタを捕獲していたところ、黒色のバッタを発見。普通のトノサマバッタと比べて体の色が黒く珍しかったことから、多摩川自然情報館に寄付をし、現在、展示飼育されている。
情報館受託職員でセルコ環境事業部環境調査センター長の石川和宏さんは「通常、体が黒くなるのは一般的には群生相だが、河川敷の環境からそれは考えにくい。身体の模様もはっきりしていないほど黒色なので、一般的に見掛ける緑色のバッタである孤独相だと考えられる。バッタが持つ色素の欠損により白く変化することがあるが、今回の黒いトノサマバッタは、その体色変化の黒化と考えられる。年に1匹ぐらい発見の報告があるかないかというぐらい」と話す。
捕まえた時に舷太君は「なんだこの黒いバッタは!?と思った。すごくうれしかった」、渉太君は「捕まえたときは普段と違うバッタだったからビックリした。奇跡じゃないかと思った」と話す。