調布市せんがわ劇場(調布市仙川町1、TEL 03-3300-0611)で1月26日~31日、「人形演劇祭inochi」が開催される。
同演劇祭は、人形劇公演や本邦初公開の映画上映、講演会などを6日間日替わりで行う企画で、初開催。日本の人形演劇の第一人者である黒谷都さんとCMなどの人形操演で活躍する玉木暢子さん、世田谷パブリックシアターのプログラム・ディレクター・松井憲太郎さんがプロデューサーを務める。芸術監督は同劇場のペーターゲスナーさん。
内容は「ake_miya」の公演「モアレ」、大井弘子さんの短編オムニバス公演「カルメン」「歯医者」、「ツヂバデルコ」の短編オムニバス公演「チョコボール」「LEO」、「たまにゃんカンパニー」の映像で「Garden Variety」「Cheerful Charms」、加藤暁子さんのレクチャー「人形演劇とはなんだろう~世界と日本の現代的風潮をふまえて」と資料映像、「人形舞台yumehina」の「笹法子~ささぼうし~」、「れもん座」の映画「VEIN-静脈」、「音旅舎」の公演「FUSHIGIで?不思議な?音楽会」のほか、ジャズピアニスト原田依幸さんと黒谷さんの即興公演「クロージングル」や富永光昭さんの写真展「人形劇の舞台写真」も予定する。
開催に先駆け21日~24日、黒谷さんの作劇・演出で「銀河鉄道の夜」を先行上演する。2009年8月から同劇場で行われているワークショップを母体とする市民とプロのアンサンブルで、人形に限らずさまざまな物体や俳優などが舞台に登場するチェコやポーランドなどの舞台芸術「オブジェクトシアター」の人形演劇を繰り広げる。
前売り券は劇場窓口、チケットぴあ、観劇総合チケットサイト「カンフェティ」で発売中。プログラムごとに取扱窓口と料金が異なるため問い合わせが必要。