都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)の大温室休憩室で8月3日、夏休み特別企画「食虫植物展 虫を食べる植物の秘密」が始まった。
同園の大温室は2016(平成28)年にリニューアルし、3260平方メートルの延べ床面積で約1300種類の植物を栽培している。温室内は「熱帯花木室」「ラン室」「ベゴニア室」「熱帯スイレン室」「小笠原植物室」「乾燥地植物室」に分かれている。
食虫植物は、昆虫などの動物を捕獲消化して栄養の一部にする植物のこと。葉から粘液を分泌して虫を捕らえるモウセンゴケやムシトリスミレ、袋状の葉部に落ちた虫を消化するウツボカズラやサラセニアなどがある。
同園では普段から食虫植物を熱帯花木室で栽培しているが、今回は約100点を休憩室に集めて展示。個性的な植物の姿や虫を捕らえて消化する仕組みなどを解説している。担当者は「不思議な食虫植物の秘密を親子で探ろう。3日・7日~9日は苗を販売するので、自宅で育てて夏休みの自由研究として観察してみては」と話す。
観覧時間は9時30分~16時30分(入園は16時まで)。入園料は、一般=500円、65歳以上=250円、中学生=200円(都内在住在学の中学生は無料)、小学生以下無料。入園には事前予約が必要。食虫植物展は8月9日まで。