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調布で「空き家とまちと企画の学校」 市民団体が調布の空き家活用活性化へ

「空き家生かし方会議」過去の様子

「空き家生かし方会議」過去の様子

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 調布・深大寺の空き家を拠点に活動を進める市民団体「空き家をスナックする会」が3月6日から、連続講座「空き家とまちと企画の学校」を元そば店「いづみや」(調布市深大寺元町2=現在は空き店舗)で開講する。

空き家を活用する仕事をつくることを目指す「空き家とまちと企画の学校」

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 増加する空き家が社会問題化する中、地方だけでなく都心部に近い郊外地域の空き家活用にも注目が集まり、さまざまな活用事例が生まれている。同会でも築約60年の「いづみや」の再生や、築約40年の戸建て住宅をリノベーションした宿「COMORI」の運営など、精力的に活動を進めている。

 同講座は約2カ月の間に5回開催。第一線で活躍する空き家事業者を講師に迎え、最終日は参加者が事業の企画を発表する。同会が運営する空き店舗で、有料で行うが、コロナ禍での開催の配慮から講師の登壇部分のみ無料ライブ配信を予定。

 同会を主宰する薩川さんは「地元の調布も空き家が将来的に増えることは間違いなく、今行動することで、調布の街の未来に良い影響を与えられると考えている。まずは事業性を伴った面白みのある企画を発信していくことで、空き家所有のオーナーや事業者候補の気持ちを高めていきたい。今回は空き家活用事業者を目指す方に向けて『事業性』と『企画性』に着目したプログラムを組み立てた講義のほか、参加者同士の交流会や考案する企画を練り上げるサポートも行う。経験は不問なので、調布の街を面白くしたいと思っている方は、新たな出会いや自分磨きの機会として、気軽に参加いただければ」と呼び掛ける。

 参加費は2万2,000円。オンライン講座は無料。申し込みはチケット専用サイトで受け付ける。定員に達し次第締め切り。開講は4月27日まで。

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