地域交流の促進と高齢者の健康増進を図る公共施設「ふじみ交流プラザ」が5月16日、「ブランチ調布」(調布市深大寺東町7)1階に開設された。同施設は「コミュニティ事業」「高齢者健康増進事業」の2つの機能から成る。
コミュニティ事業では、住所や年齢を問わず誰でも施設を有料で利用できる。会議やサークル活動に使える「集会室」が3部屋あり、各部屋を隔てるパーティションは取り外し可能。1部屋には調理室も併設する。
高齢者健康増進事業では、60歳以上の調布市民が施設を無料利用できる。「浴場」「談話室」「多目的室」があり、個人利用と団体利用で使える曜日が異なる。
浴場の湯は、地下1500メートルからくみ上げた「深大寺天然温泉 湯守の里(ゆもりのさと)」の温泉水を運んで使っている。入浴時間は月曜・水曜・金曜の10時~15時。事前予約制で週2回まで。
談話室は風呂上がりの休憩所としてくつろいだり、囲碁将棋などの趣味を仲間と楽しんだりできる。高齢者健康増進事業で利用しない時間(月曜~土曜の夜間、日曜・祝日の終日)は「コミュニティスペース」になり、少人数の打ち合わせや学習などに誰でも無料利用できる。
多目的室は防音仕様で、歌や踊りなどの音楽活動も可能。高齢者健康増進事業で利用しない時間(同上)は、コミュニティ事業として誰でも有料で利用できる。
施設関係者は「コミュニティ事業ではにぎわい創出のための地域活動やサークル活動などで積極的に施設を活用いただきたい。高齢者健康増進事業では多くの高齢者に利用していただき、社会参加や生きがいづくり、健康づくりの場にしてもらえれば」と利用を呼びかける。