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調布・柴崎にラーメン新店「手打麺祭 かめ囲」 注文後に麺を打ち切りたて提供

低温調理の鴨ロース、抹茶を練りこんだ鴨葱山椒の手打わんたん、亀甲焼印入りの味玉が入った看板メニューの「特製中華蕎麦 醤油」

低温調理の鴨ロース、抹茶を練りこんだ鴨葱山椒の手打わんたん、亀甲焼印入りの味玉が入った看板メニューの「特製中華蕎麦 醤油」

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 手打ちラーメン店「手打麺祭 かめ囲」(調布市菊野台1、TEL 050-8884-3552)が6月24日、調布市柴崎駅近くの甲州街道沿いにオープンした。

「手打麺祭 かめ囲」店主・亀井康太さんと妻の朱蘭さん

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 店主の亀井康太さんは、高校を卒業して食品系の大学に在学中、自分のラーメン店を持ちたいと夢を抱き、大田区にある「煮干しつけ麺 宮元」で6年間修業しながら独学で麺打ちの技術を磨いた。独立に向けて1年間、自ら「手打中華蕎麦 亀庵」の屋号を付け、修業先で月に数回、二毛作営業を実施。出店場所として麺打ち場に必要な厨房の広さなど、条件に合う物件を柴崎で見つけ独立、同店をオープンした。

 客の注文を受けてから麺を打ち、切りたてのラーメンを提供する同店の麺は、店名の由来となるうどん粉「麺祭」や薄力粉「かめ特上」をメインに小麦粉などをブレンド。加水率を58%にすることで、ゆで上がった時に「みずみずしく、モチモチとした食感に仕上げる」という。スープは、亀井さんの地元・小田原の「湘南どり」と鹿児島の「黒さつま鶏」の丸鶏やガラをメインに、ずんどういっぱいに敷き詰めたカモ、豚、魚介類の乾物でうまみを足して炊き上げた濃密清湯スープ。四角い形状が特徴的な極厚黒メンマは妻の朱蘭さんが仕込みを担当。「脇役になりがちなメンマをおいしく食べてほしい」と1週間じっくり水で戻すことで独特の臭みを抜き、筋を残さず柔らかい食感に仕上げる。

 店舗面積は約16坪で、カウンター10席を用意。内装は亀にちなんだ緑色をワンポイントに清潔感を出し、手打ち作業が外から見えるよう麺打ち場をガラス張りに設計した。

 メニューは、国産豚肩ロースの吊るし焼きと低温レアチャーシュー、極厚黒メンマが入った「手打中華そば(しょうゆ・塩)」(980円)、低温調理の鴨ロース、抹茶を練りこんだ鴨葱(かもねぎ)山椒(さんしょう)の手打ちワンタン、亀甲焼き印入りの味玉が入った「特製手打中華そば(しょうゆ・塩)」(1,350円)、特製いりこスープが付き、厚切り豚ステーキをのせた「あぶらそば(こってり鶏油・こっさり煮干し)」(980円)、「特製あぶらそば(こってり鶏油・こっさり煮干し)」(1,350円)のほか、あぶらそば専用の「炙(あぶ)りチーズ追い飯」(150円)、日によって具材が変わる「気まぐれ肉ごはん」(380円)、「鴨肉ずし(2貫)」(320円)、「お子さま中華そば(小学生まで)」(500円)などを用意。今後は限定メニューも提供予定。

 亀井さんは「全て手作業で作り上げる『手打麺祭 かめ囲』のブランドをしっかり作り、お客さまが遠くから(当店を)目指して来ていただけるような店になっていければ。食べてもらって少しでも幸せにできるラーメン屋になるよう頑張りたい」と意気込む。

 営業時間は11時~14時30分、18時~20時。火曜夜・水曜定休。

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