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調布・仙川に「武蔵野うどん」専門店 店内製麺、埼玉の郷土料理提供

「武蔵野うどん 須佐之男」の看板メニュー 肉汁うどん

「武蔵野うどん 須佐之男」の看板メニュー 肉汁うどん

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 埼玉の郷土料理である武蔵野うどんを提供する「武蔵野うどん 須佐之男(すさのお)」(調布市仙川町1、TEL 03-5314-0120)が9月28日、約2カ月のプレオープンを経て仙川駅近くにグランドオープンした。

「武蔵野うどん 須佐之男」の釣店長 神社の雰囲気の店内で

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 埼玉県で生まれ育った熊田雅好さんが社長を務める「でんでん」(埼玉県さいたま市)が手がける同店。小麦粉の栽培が盛んな埼玉県では、うどんを店で食べるだけでなく自宅で小麦粉から打つ人も多い。埼玉の郷土料理である武蔵野うどんの打ち立てや切り立てのうどんを長年食べてきたという熊田さんは「打ち立てと数日間熟成させた麺は、それぞれおいしさが異なり、その違いを味わうのも楽しい」と言う。本場埼玉の武蔵野うどんの魅力を埼玉県外の人にも広く知ってほしいと、これまで食べてきた武蔵野うどんの「良さを結集」してメニューを開発し、1号店となる同店を開いた。

 麺は埼玉の老舗製粉会社「前田食品」で製粉する埼玉県産小麦をブレンドした小麦粉を使い、毎日店内で製麺する。ろ過装置を使ってミネラル分が豊富だという水を使い、季節や天気によって加水量を調整。麺は2日間熟成させ、武蔵野うどんの特徴である、太くてコシのある麺に作り上げ、切り立てを提供する。武蔵野うどんのもう一つの特徴である具入りのつけ汁のだしには宗田かつお節や利尻昆布など天然の材料を使い、うまみを引き出した汁を目指した。つけ汁の具材には埼玉のブランド豚「彩の国黒豚」を使い、野菜は今後、調布市産の採れたてのものも取り入れる予定。

 店名は熊田さんが事あるごとに参拝している氷川神社に祭られている神様「須佐之男命(すさのおのみこと)」から命名。店には神棚を置き、白壁と白木を多用して床には石畳と砂利を敷き詰め、神社を訪れるような雰囲気に仕上げたという。店舗面積は約13坪で、テーブル12席とカウンター9席を用意する。

 メニューは、武蔵野うどん定番の「肉汁うどん」「茄子(なす)汁うどん」「きのこ汁うどん」(以上、並=890円)のほか、特製のラー油を加える「旨(うま)辛肉汁うどん」(並=940円)のほか、「憎増し」(300円)などのトッピング、「小海老(えび)の天盛り」(450円)なども用意する。

 同社本部長の飯田敏朗さんは「埼玉と神様の看板に恥じないよう、材料やサービスにこだわり、誇りを持って提供しているので、ぜひ本場埼玉の武蔵野うどんの味を試していただけたら」と話す。

 営業時間は10時~15時、17時~21時。月曜定休。

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