よみうりランド(稲城市)が運営する植物園「HANA・BIYORI」で誕生したコツメカワウソの2匹の赤ちゃんが現在、すくすくと成長している。
像「10月1日生まれのコツメカワウソの赤ちゃん」(12月1日撮影・生後61日)
母親の「ちゃちゃ」と父親の「はなび」の間に2匹のオスの赤ちゃんが誕生。「ちゃちゃ」と「はなび」の夫婦にとって、昨年11月に生まれた3匹に続き2度目の出産となった。68グラムで生まれた1匹は親と過ごし、41グラムで生まれた未熟児の1匹は人工で保育し、現在は985グラムと730グラムに成長した。同施設では現在、合計9匹のコツメカワウソを飼育している。
「かわうそびより」スタッフの上口茜さんは「ちゃちゃの出産は2回目だったが、今回は未熟児もおり『出産は何があるか分からない』と感じさせられた。動物病院の方々の協力もあって、ここまで成長することができた。2匹を見ているとまだまだハラハラすることもあるが、これからの成長が楽しみ。健康管理には細心の注意を払いながら見守っていきたい。公開になった際には、ぜひ会いに来てほしい」と話す。
同園では、館内の展示コーナー「かわうそびより」でコツメカワウソを見学できるが、12月中旬に屋外のミニステージをリニューアルし、コツメカワウソの生態やかわいらしい姿を間近に見ることができる展示スペースとしてオープンを予定する。赤ちゃんの公開は未定。