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調布で自然エネルギーのイルミネーション 地球に優しい未来のまちづくり

自然エネルギーを使ってイルミネーションを点灯するイベント「イルミネーションRE100」2022年の様子

自然エネルギーを使ってイルミネーションを点灯するイベント「イルミネーションRE100」2022年の様子

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 自然エネルギーを使ってイルミネーションを点灯するイベント「ソーラーハウスで未来のまちをつくろう!2023 イルミネーションRE100」が9月17日、トリエ京王調布(調布市小島町2)C館の屋外広場「てつみち」で開催される。

移動式えねこや 2022年「イルミネーションRE100」に出動した様子

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 自然エネルギーだけで電気を自給自足する建物を通して、環境教育に注力する一般社団法人「えねこや」(深大寺北町2)が中心となり、2020年から開いている同イベント。同団体では再生可能エネルギーの可能性を広く知ってもらうため、太陽光発電と蓄電池で電力を自給し、電気やガスを引かない事務所兼用住宅を2016(平成28)年に建築。2019年には木造のトレーラーハウス「移動式えねこや」を製作し、環境イベントなどにも出店している。

 地球に優しい未来を持続するには、未来を担う子どもたちに興味を持ってもらうことが大切だと考え、子ども向けのワークショップや小学校への出張授業なども実施。同イベントも「幼い頃から自然エネルギーを身近に感じてほしい」と、子ども向けのワークショップと移動式えねこやの見学をメインに開催している。毎年クリスマスシーズンに開いていたが、今年は季節を変えて開催する。

 今回も市内在住で立体作品の制作や教室を主宰するアーティスト山田はるこさんがワークショップを企画。「ソーラーハウスで未来のまちをつくろう」と題し、太陽光で発電するソーラーライトと、木材や紙を使って小さなソーラーハウスを作り、移動式えねこやとソーラーハウスの明かりを一斉に照らして、「地球に優しい明かりだけで暮らす未来のまち」を作る。

 移動式えねこや見学では、一枚ガラスとペアガラスの温度差・壁の断熱材の有無による温度差を実感できる断熱ボックス体験や、身近な家電の消費電力比べ、ボードゲーム「地球を救う作戦会議」なども用意。断熱に関する助成金の情報提供なども予定する。

 えねこや理事の菅野千文さんは「今年の夏は酷暑が続き、多くの人々が気候変動を実感したと思う。自然エネルギーについて知り、一歩踏み出す行動につながるイベントになれば」と話す。

 点灯式は18時~(ワークショップの受け付けは14時から)。参加無料。雨天中止。

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