調布市は現在、名誉市民・水木しげるさんの命日「ゲゲゲ忌」にちなみ、さまざまなイベントを開催している。

ゲゲゲ忌に合わせて用意する献花台

　調布市に住居を構え、漫画家として活躍した水木さん。同市は地元に愛された水木さんの功績をたたえ、11月30日の命日を「ゲゲゲ忌」と命名し、毎年、水木さんをしのぶさまざまなイベントを企画している。

　現在、水木さんゆかりのスポットなど市内13カ所を巡る「ゲゲゲのスタンプラリー」を行っているほか、調布市文化会館たづくり（調布市小島町2）では、ゲゲゲ忌に合わせて献花台を設置。市役所では職員が「鬼太郎ちゃんちゃんこ」を着用するほか、市立中央図書館では「水木しげるさんコーナー」を設置。公立の保育園や小・中学校では水木さんにちなんだ献立メニューを給食で提供する取り組みを行っている。布多天神社（調布ヶ丘1）では「ゲゲゲ忌限定特別御朱印」（1,000円）を頒布。

　11月25日・26日には、調布市役所前庭と調布市文化会館たづくり北側道路で「ゲゲゲ横丁・ゲゲゲの森」を開催し、キャラクターグリーティングやアニメキャラクターショー、鳥取県PRステージ、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」関連商品の販売、鳥取県物産展、境港市のカニ汁の販売、ゲゲゲ忌コスプレイベント「調布市ブリガドーン計画」、演奏会、あそびブース（射的・げた飛ばし）、体験ブース（青空図書館・紙芝居）などを行う。

　調布パルコには「鬼太郎商店」が出店し、真光書店では水木しげる特集コーナーを設けているほか、京王電鉄では「ゲゲゲ忌2023」の開催を記念し、「ゲゲゲ忌2023限定駅名キーホルダー」や映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」オリジナルコラボパンの販売、京王線車両へのヘッドマーク掲出、調布駅掛員による「鬼太郎ちゃんちゃんこ」の着用を行っている。

　さらに、映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」・新作アニメ「悪魔くん」の公開を記念し、調布市文化会館たづくり東館2階 南ギャラリーでは「アニメ鬼太郎&悪魔くん展」、調布駅改札外コンコースではアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」シリーズや水木さんの軌跡を展示する「ゲゲゲの軌跡ウオール」、トリエ京王調布B館（ビックカメラ）南側道路では、原作アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第1期～第6期のキャラクターを用いたパネル展示「ゲゲゲの軌跡ロード」を行っている。

　「ゲゲゲ横丁・ゲゲゲの森」の開催時間は11時～16時。展示やスタンプラリーは今月30日まで。