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狛江で「ゆめパのじかん」上映会&トーク 子どもの権利考えるきっかけに

「こまえ・こどもの権利を考える会」代表の豊田美由紀さん

「こまえ・こどもの権利を考える会」代表の豊田美由紀さん

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 川崎市にある「子どもの居場所」での日々を追ったドキュメンタリー映画「ゆめパのじかん」の上映会&トークイベントが2月18日、狛江市の西河原公民館(狛江市元和泉2、TEL 03-3480-3201)で開催される。主催は、狛江市内で子どもに関わる団体のメンバーや保護者らが2023年2月に立ち上げた「こまえ・こどもの権利を考える会」。

「こまえ・こどもの権利を考える会」のメンバー

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 2023年4月、こども基本法が施行され、こども家庭庁が設立された。同会代表の豊田美由紀さんは「『こどもまんなか』『子どもの権利』と盛んにいわれるようになったが、『ぼんやりとしていて分かりづらい』と子育て仲間で話したことがきっかけで会を立ち上げた」と振り返る。同市で子ども施策の策定につながる取り組みが進められると聞き、「私たち大人も専門家に話を聞いて学びながら、さまざまな状況に置かれた子どもたちの声を広く聞いていきたい。まずは子どもの権利についての認知を広げつつ、子どもを含む市民のリアルな意見を市に届けたい」と6人のメンバーで活動している。

 上映するのは、家庭でも学校でもない、第3の子どもの居場所を公設民営で運営している「川崎市子ども夢パーク(通称「ゆめパ」)」を3年にわたり撮影したドキュメンタリー。上映後は、「ゆめパ」の開設に尽力し15年間所長を務めた西野博之さんと、東京大学名誉教授でNHK Eテレ「すくすく子育て」に出演している汐見稔幸さんの対談を予定している。

 豊田さんは「子どもの居場所や子どもの時間、遊びと学びの関係、子どもたちにとっての学校や地域の役割、日常の子どもの権利について、映画と講演、トークを通して心で感じ、自分事として考えられるイベントにしたい。子育て中の方、子どもに関わる皆さんに来場いただければ」と話す。

 「トーク後半には狛江市の副市長、教育長も登壇する。日本で2番目に小さい狛江市で顔の見えるよう地域をつなぎ、行政と市民、そして子どもも一緒に、本当の意味での『こどもまんなか』を実現するために何ができるかを共に考えたい」とも。

 開催時間は14時~17時45分(13時30分開場)。料金は1,000円(高校生以下無料)。事前申込制。

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