カフェバー「CHAPTER9(チャプターナイン)」(調布市布田4)が6月6日、調布市調布駅近くにオープンした。
カフェバー「CHAPTER9」店主の山田龍太朗さん(中央)と立ち上げスタッフの皆さん
調布で生まれ育った山田龍太朗さんが、約5年間にわたるキッチンカー運営の経験を生かして手がける同店。店舗面積は約8坪。席数はカウンターやソファなど9席。ミッドセンチュリーデザインの家具のほかインドネシアの流木を使ったテーブル、北欧風のインテリアなど、さまざまなジャンルをミックスした空間に仕上げたという。
カフェや飲食店で働いた経験から山田さんは、自分のペースで売りたい物を売れ、売りたい所へ行けるキッチンカーに魅力を感じて2019年、シトロエン風に改造したキッチンカー「SCENES(シーンズ)」の運営を開始。当初は出店場所の確保に苦労したものの、市内の市場「深大にぎわいの里」で試験販売を行ったのを皮切りに、青山や九段下など主に都心のオフィス街への出店を続けてきた。同業者とのつながりも徐々にでき、イベントなどへの出店の誘いも増えていたが、いつかは拠点となる常設店を持ちたいと思っていたところ紹介で同所にテナントが見つかり、キッチンカーを休止して同店を開いた。
看板料理に据えるのは、キッチンカーのメニューだった欧風カレーにスパイスの要素を強めた新たなカレー「ついに辿(たど)り着いたカレー」(1,320円)。オープンを機会に注力することにしたコーヒーは、エスプレッソ(440円~)が中心で、豆はオリジナルブレンドやシングルオリジンを用意する。トウモロコシ粉100%のトルティーヤを使った「一回食ってみカルニータスTACOS」(400円)、スタッフが手作りする「バスクチーズケーキ」(600円)、「スコーン」(320円)も提供。金曜・土曜限定のバータイムにはアルコール30種類以上を用意する。
山田さんは「癖が強い立ち上げメンバーのバラバラな個性が交差し、新たな価値観を知ることができて楽しい」と話す。「さまざまなお客さまに来店してもらうことでつながりを築ける場にできたら」とも。
営業時間は8時30分~19時(金曜・土曜のバータイム営業時は24時まで)。いずれも7月以降、変更予定。