見る・遊ぶ 学ぶ・知る

調布・国領のベーカリーで夏休み企画「朝パン屋見学会」 朝3時30分集合

やさしいパンの店「PINO」の昨年の「朝パン屋見学会」で焼き上がりに興味津々の参加者 外はまだ真っ暗

やさしいパンの店「PINO」の昨年の「朝パン屋見学会」で焼き上がりに興味津々の参加者 外はまだ真っ暗

  • 31

  •  

 調布・国領の狛江通り沿いのベーカリー「やさしいパンの店PINO(ピノ)」(調布市国領町4、TEL 042-441-7688)が7月24日から、夏休み限定企画「朝パン屋見学会」を行う。

やさしいパンの店「PINO」の焼きたてのクリームパン

[広告]

 さまざま食べ比べをして選んだ国産小麦粉を独自にブレンドし、イーストフード・乳化剤・保存料などの添加物は使わないパンを提供し続け、昨年6月で10周年を迎えた同店。小型のオーブンで少量ずつ焼き上げて常に焼きたてを並べ、看板商品のカスタードクリームパンは1日10回近く作ることもあるという。今年5月には、仕入れている九州の小麦の畑と製粉工場の視察に訪れて生産者と交流を深め、「使っている小麦粉に一段と愛着が湧いた」と店主の松林真二さんは話す。

 夏季はパンの需要が減り、製造量も減らすことから、空いた時間を使って客にパンや素材のことを知ってもらう機会を設けたいと昨年、試験的に朝の工房見学会を行った。朝3時30分集合という企画にもかかわらず、1日1組限定の募集は1日で定員となり、小学生連れの家族を中心に、大人だけのグループの「大人の社会科見学」など、23組64人が参加。試食では、熱々のカスタードクリームやトロトロのチーズなど、普段は食べることができない味に感嘆の声が上がり、見学内容を自由研究にまとめ、見せに来た子どももいたという。

 昨年の成功を踏まえ、今年も開催を決定。昨年同様、朝3時30分集合で、約4時間かけ、原材料や20程度の製造工程を説明しながら、全ての作業を見学する。写真撮影や録画も可能にし、一次発酵前と後の生地の触感の違いを参加者に確認してもらい、最後に焼きたてのパンの試食を行う。今年も当初の開催予定日は1日で定員になったため、新たな開催日を設け、再度募集を行う予定だという。

 松林さんは「パン作りには時間も手間もかかっていることを知ってもらい、パンだけでなく、食品の製造には同じような苦労があることも想像して、食に対する関心を高めてもらえたら」と話す。

 開催時間は3時30分~7時40分。1日1組4人まで。参加費は1組1,000円。応募方法はインスタグラムで知らせる。店の営業時間は8時~19時。月曜・火曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース