家族の夢や思いを寄せ書きしたランタンを夜空に飛ばすイベント「灯(とも)せ!絆グレードアップ計画~家族でスカイランタン大作戦」が7月27日、神代植物公園臨時駐車場で開催された。主催は調布青年会議所。
調布青年会議所主催イベント「家族でスカイランタン大作戦」の参加者がランタンを制作する様子
同会議所では「ちゃんと、おもしろく。」を今年のスローガンに掲げ、1月の地域懇談会を皮切りに、親子の地域交流会、わんぱく相撲、ワールドスポーツフェスなど、「面白い場を作り、人が集まる街」を目指して活動している。
7月の企画では、昨今、家族間のコミュニケーションが不足していると言われていることを課題に感じ、家族で思いを伝え合う場になるイベントを検討。夢や願い事を書いて夜空に飛ばし、暗闇を照らす台湾や中国などで人気のスカイランタンに着目し、家族で夢や思いを寄せ書きしたランタンを飛ばす同イベントを開いた。
ランタンは、日本スカイランタン協会協力の下、LEDとヘリウムガスを使い、回収もできる、安全と環境に配慮した製品を用意。事前に申し込んだ90家族が、和紙で作ったランタンに日頃言えない夢や思いなどを寄せ書きし、19時に一斉に飛ばした。思いを乗せたランタンが暗闇をともす様子を総勢約700人以上の参加者が一緒に見守った。参加者からは「たくさんのランタンがあって綺麗だった」「癒やされた」「心が洗われるようだった」などという声が聞かれた。。
併せて、家族で似顔絵を描き合うコーナーや手紙の交換コーナー、フェースペイントなどの体験コーナーも用意。キッチンカーも出店し、夏休みの思い出になるイベントを目指した。
嶋田健人実行委員長は「不安定な天気に悩まされたが、無事実施することができ、子どもたちが願いごとを書いたスカイランタンが夜空を灯す様子にとても感動した。『この企画が毎年あるといいね』という声もいただき、毎年の恒例行事にしていきたいと思っているので、応援していただけたら」と振り返る。