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狛江の小田急マルシェがリニューアル 官民連携で「コマノワテラス」も

小田急マルシェ狛江「コマノワテラス」入口に立つ担当者の佐藤さん

小田急マルシェ狛江「コマノワテラス」入口に立つ担当者の佐藤さん

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 小田急線狛江駅直結の高架下商業施設「小田急マルシェ狛江1」(狛江市元和泉1)の第2期リニューアル工事が8月29日で完了し、同日、グランドオープンした。運営は「小田急SCディベロップメント」(新宿区)。

歩行者専用道路と一体化した通路に設置した狛江市との共有ベンチ

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 昨年7月から約1年に及ぶ閉店期間を経てリニューアルオープンした同施設。プロジェクトは狛江市との話し合いを重ねて進められてきた。同市は同施設が隣接する市道を歩行者専用道路に変更。リニューアルにより道路沿いの建物の壁をなくしたことで、道路と一体化した共用通路が出現した。それぞれの敷地をまたいでベンチを置き、にぎわいと憩いを創出する開放的な空間を目指した「コマノワテラス」が生まれた。

 同社の佐藤裕史さんは「リニューアルで道路と店の境目をなくした。通路の設計は、いかに街に溶け込めるかが重要だった。1年間お待たせしたこともあり、市民の皆さまの期待も高かったようだが、期待していた通りの人の動きや流れが生まれ、コマノワテラスのベンチは多くの方に使っていただいている」と話す。

 7月は、第1期リニューアルで開店した「焼肉さんたま」や地元・狛江の地酒専門店「籠屋」などの飲食店を中心に客足が伸び、再出店した狛江唯一の書店「啓文堂書店」の売り上げも好調だったという。「焼肉さんたま」店長の徳永さんは「オープンから多くのお客さまに来店いただき、連日、とてもにぎわっている。大根酢で巻いて食べる当店オリジナルの牛ハラミが好評」と話す。

 グランドオープンでは既存店舗の移転に加え、世田谷を中心に展開する青果店「九百屋旬世」と中華食堂「日高屋」が新規オープンしたほか、施設内を通り抜けられるようになったことで狛江通りと同駅がつながり、利便性が高まった。

 佐藤さんは「市と連携した『コマノワテラス』をはじめ、お客さまに日々、生活の一部として使っていただける商業施設になっていければ。今後はイベントや催事などを行いながら、駅前空間を市民の皆さまの交流の場にしていきたい」と話す。

 リニューアルオープンを記念して8月31日と9月1日、小学生以下を対象にした「キャラクターを探せ!文字つなぎクイズ」「マル得!スクラッチ抽選会」を開催する。開催時間は両日11時~20時。

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