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調布・仙川に「そば前」文化楽しむそば店 女性も滞在しやすい店目指す

「二八蕎麦 仙川蕎香」のそば前のおつまみ

「二八蕎麦 仙川蕎香」のそば前のおつまみ

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 JR東日本グループが手がける「二八蕎麦(そば) 仙川蕎香(きょうか)」(調布市仙川町1、TEL 090-6653-4098)が8月26日、調布市仙川駅近くにオープンした。

「二八蕎麦 仙川蕎香」の大澤央志店長とスタッフの皆さん

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 駅ナカを中心にファストフード、カフェ、和食店、駅弁などを運営するJR東日本クロスステーションフーズカンパニー(渋谷区)が手がける同店。長年にわたる主力業態の「早くて安い」駅そばの提供経験を踏まえ、ゆっくりとそばを楽しんでもらえる新業態を作ろうと新たなそばの開発に着手した。そばは注文を受けてからそば打ちを始め、提供されるまでの間に酒を飲みながら軽くおつまみを食べる「そば前」文化があり、その「粋な文化を楽しんでもらう」店として開店。

 提供するのはオリジナルの二八そば。セントラルキッチンで製麺し、店内でゆでたてを提供するのに最適なそばを試行錯誤の末、完成させ、本枯れ節のだしを使ったそばつゆも独自に開発した。茨城の米や常磐沖の魚など東日本の食材も積極的に使い、天ぷらにも注力して、「ゆでたて、揚げたて」を提供する。「そば前」に欠かせない酒は、これまでの飲食店運営で築いた入手ルートを生かし、流通数が少ないという日本酒なども取りそろえる。

 店舗面積は約18坪で、24席を用意。かつては男性がメインだった「そば前」文化を女性にも楽しんでほしいと、女性1人でも来店しやすく、ゆったりと滞在できる開放感のある落ち着いた和モダンの空間に仕上げた。営業開発部の岩中俊一さんは「仙川の街は女子大学生からシニア層まで、平日・休日問わずにぎわう街だが、夜遅い時間帯に女性1人で食事と酒を楽しめる店が少ないと感じ、新業態初の出店場所として、この街を選んだ」と話す。

 メニューは、看板の「天もり」(1,380円)、「もり蕎麦」(700円)、「海老(えび)天丼セット」(1,080円)などのほか、16時以降は「串天」(170円~)、「蕎香のだし巻き卵」、「板わさ」(以上680円)などの一品料理も用意する。日本酒「獺祭(だっさい)純米大吟醸磨き二割三分」、「而今(じこん)純米吟醸」、「七賢純米吟醸天鵞絨の味」など常時9種類ほどを取りそろえ、90ミリリットル(450円~)と120ミリリットル(580円~)で提供。ウイスキー「白州」「知多」や焼酎なども用意する。

 大澤央志店長は「地元に根ざし、末永く愛される店を目指して店名に『仙川』を付けた。おひとりの大切な時間、大切な人との時間を、ゆっくり過ごしていただけたら」と話す。

 営業時間は11時~22時30分(土曜・日曜・祝日は22時まで)。

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