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調布で国産蜂蜜のみを使った蜂蜜酒の直売会 深大寺養蜂園が新たに販売

深大寺養蜂園が販売する発酵蜂蜜酒「ハンサム・ミード」

深大寺養蜂園が販売する発酵蜂蜜酒「ハンサム・ミード」

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 深大寺養蜂園などの蜂蜜を使って醸造した発酵蜂蜜酒「ハンサム・ミード」の直売会が9月15日、トリエ京王調布で開催された。

深大寺養蜂園の養蜂家 杉沼えりかさん(左) ディアレットフィールド醸造所の醸造家工藤エレナさんと

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 深大寺養蜂園を営む杉沼えりかさんが新たな商品として販売を始めた蜂蜜酒「ハンサム・ミード」。書籍編集者として、岩手県盛岡市の養蜂家藤原誠太さんの著書の編集を担当したことをきっかけにミツバチに魅了され、藤原さんに師事し養蜂を学んだ。2017(平成29)年に深大寺養蜂園を開業し、現在では約20箱程度のミツバチを育て、神代植物公園内の売店などで10種類程度の蜂蜜を販売している。同園植物多様性センター内でのミツバチの飼育も担当し、レストランでは深大寺養蜂園の蜂蜜を使ったメニューも用意している。

 養蜂家として日々、蜂蜜の可能性を探る中、蜂蜜と水と酵母菌で発酵させて作る醸造酒で、ワインなどよりも歴史が古い「人類最古の酒」とも言われる蜂蜜酒「ミード」に着目。「蜂蜜を扱う身として挑戦してみたかった」と、自分が持ち込んだ蜂蜜を使って蜂蜜酒を試作してもらえる「ディアレットフィールド醸造所」(埼玉県秩父郡)で試作を始めた。

 同醸造所の醸造家工藤エレナさんと相談しながら、蜂蜜の種類やアルコール度数などを変えて試作し、深大寺養蜂園と秩父の蜂蜜を使い、工藤さんが得意とする清酒酵母で、「アルコールをほどよく感じる」10%に決定。「ほんのり甘く、キリッとした味わいに仕上げた」という同酒は「ハンサム・ミード」と名付け、限定300本を製造した。今回初のお披露目となる直売会を開き、今後はECやイベントなどでの販売を予定している。

 杉沼さんは「好評を頂いているので、できれば継続して製造販売していきたい。蜂蜜ができる過程にも興味を持ってもらい、蜂蜜をさまざまな形で楽しんでもらえれば」と話す。

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