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府中・大國魂神社で「酉の市」 関東三大酉の市、今年は三の酉まで

大國魂神社の参道で縁起熊手を売る露店

大國魂神社の参道で縁起熊手を売る露店

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「関東三大酉(とり)の市」である大國魂(おおくにたま)神社(府中市宮町3)の「酉の市」が11月5日に開催される。今年は二の酉(17 日)に加え、三の酉(29日)もある。

「関東三大酉の市」と呼ばれてにぎわう大國魂神社

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 酉の市は大鷲(おおとり)神社の祭礼で、11月の酉の日に行われる。「三の酉がある年は火事が多い」という俗信があり、今年が該当する。三の酉は1年か2年おきに巡ってくるので珍しいことではないが、平年に増して火の用心が呼びかけられている。

 同神社の大鷲神社は本殿・拝殿の西側に、住吉神社と合祀(ごうし)されている。元は江戸時代末期の1863年、当時の府中新宿町に大阪堺の大鳥神社の分霊を祭祀(さいし)したもの。1910(明治43)年に町内有志者が大國魂神社境内に奉遷(ほうせん)した。かつては武運長久の勝運を願い拝まれたが、やがて「おとりさま」として広く親しまれ開運や商売繁盛の神として今も信仰が厚い。

 同社の酉の市は、浅草の鷲神社(台東区)・花園神社(新宿区)と共に「関東三大酉の市」と呼ばれている。当日は大勢の参拝者でにぎわい、おかめなど招福の縁起物で飾った「縁起熊手」を売る露店が参道に並ぶ(9時~22時ごろ、店により異なる)。大鷲神社は6時30分に開門し、神符熊手を頒布する(22時閉門、なくなり次第終了)。初穂料は、大鷲神社御札=500円、かんざし守=800円、熊手=1,500円、熊手(大)=3,000円。

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